【本日のお話し】
緊急宣言延長で消費冷え込み 失業者77万人も―民間予測:時事ドットコム
最新の統計を見ると、現在日本の失業者数は176万人。
仮に80万人増えるとしたら、ざっと1.5倍の数になります。
そんなにわっと失業者増えて失業手当の受給が増えたして、心配なのは失業手当の財源は尽きないのか?
ということ。今日はそのお話しを。
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2つの理由から、失業手当は安全です。
ので、財源が尽きて失業手当が貰えないかも…というのは無いのでご安心を。
理由① 積立金が5兆円!
会社・従業員から雇用保険料はいざという時に備えて、積み立てられています。
その額、約5兆円!
育児休職の取得増加に伴い、減少傾向が続くと予想されています。
が、まだ十分な余力を残しているのかなと思います。
理由② 緊急徴収ができる!
とはいえ、100人単位で日々失業者が増えてる状況。
ニュースでは約80万人とあるけど、想定以上に悪化し倍の160万人が失業したらさすがにやばいっしょ?と考えるの当然かと思います。
実は過去1度だけ、財源が厳しくなった時期があります。
それは2002年・平成14年です。
戦後の混乱期を除き、最悪の失業率5.4%(失業者数359万人)という状況に陥りました。
この時、実は雇用保険の緊急徴収が行われています。
(厳密には、『労働保険の保険料の徴収等に関する法律』第17条概算保険料の追加徴収)
追加徴収された金額は給与の0.2%(2/1,000)
給与20万円としたら、会社と従業員が200円ずつ・計400円となります。
方針が決定したら、通知・納付書が届くので納付をするだけです。
(計算は勝手にやってくれます。)
正直、会社・従業員が苦しいのに追加徴収なんて…と思うかもしれませんが困ったときはお互い様の精神です('ω')
失業手当さん、大丈夫っすか?!
と思われる方、安心して下さい!
資金的にも制度的にもいきなり変になることはありませんので♪
【まとめ】
そして、社会保険等の担当をされている方は「追加徴収あるかも…」と頭の片隅において頂ければ幸いです(=゚ω゚)ノ