大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

GビスIDで電子申請してみました②

【本日のお話し】

前回、職場でGビズIDの申請を始めたことをお話しししました。

そこで感じたことを。

 

-

試しに雇用保険の加入申請をして無事終えることできました。

やはり…便利ですね。

ハローワークへの往復の時間、その間の交通事故リスクなどが軽減されるのは非常に大きいです。

また、申請のログ・データなどが残るのもタスク管理の観点からもグッドです。

 

で、反面ここは気になるな…というところも。

 

気になるところ①

マイナンバー無しでも申請できる。

 

社会保険雇用保険の各種申請の際には、マイナンバーの提出が求められています。

今回の電子申請に際してはマイナンバーの記入をしなかったのですが受理されました。

受理されるのは…まぁ良いとして「なぜ記入しないのか?」という点の確認が無かったのが気になります。

 

気になるところ②

健康保険組合が対応していない

 

健康保険を運営している団体は大きく2つあります。

大企業等が運営している、「健康保険組合」。

例えば、ホンダ健康保険組合などです。

次に健康保険組合以外の「協会けんぽ」。

 

で、私の勤めている病院は健康保険組合なのですが、未対応でした。

なので、厚生年金は電子申請・健康保険組合は紙あるいはCD等の申請となり、少々二度手間感があります。

 

気になるところ③

全部対応していない

 

これが一番やっかいと言うか、速攻で対応してほしいところです。

例えば育児休業給付金。

今回のGビズIDでは対応できず、e-GOVでは対応しているみたいです。

よって、事業主等の電子証明書が必要になるし、相変わらずハローワーク通いは継続です。

 

社会保険以外では、給与支払報告書も義務化の流れが進んでますが、eLTAXはGビズID未対応のようです。

 

こちらとしては、電子申請やる気満々なのですが、GビズIDで申請できないなら仕方ないよね~と待ちの姿勢です。

 

法人実印・印鑑証明書の提出等しているのであれば、真正性は非常に高いと思うので、e-GOVやeLTAXでも使えるようになることを祈っています…。

 

気になるところ④

使いにくい(ユーザーインターフェイスなど)

 

これはお家芸ですね(笑)

国のシステム、マイナンバーのポータルサイトもそうなんですが、本当に分かりにくい( ;∀;)

そして、マニュアルが分厚くて分かりにくくて道に迷います。

民間のサービスでは考えられないくらい、ユーザーインターフェイスが直感的ではないので使いにくかったです。

 

気になるところ⑤

紙は安心・電子申請は不安

 

これは経営陣からの意見です。

病院経営に関らず、紙は安心・電子申請(データ)は不安という人は多いです。

以前勤めていた会社では、メールを送ったら「送りました」と報告し、到着しているか確認することが義務付けられてました(笑)

 

電子申請がなかなか進まないのもこういった一面からなのかな~?と感じたところです。

 

【まとめ】

とはいえ、不満・不安なところはありますが…やはりいつでもどこでもできる電子申請は便利です。

他システム等でもGビズIDが利用できることになり、利便性が向上することを願っています。