【本日のお話し】
前回、職場でGビズIDの申請を始めたことをお話しししました。
そこで感じたことを。
-
試しに雇用保険の加入申請をして無事終えることできました。
やはり…便利ですね。
ハローワークへの往復の時間、その間の交通事故リスクなどが軽減されるのは非常に大きいです。
また、申請のログ・データなどが残るのもタスク管理の観点からもグッドです。
で、反面ここは気になるな…というところも。
気になるところ①
マイナンバー無しでも申請できる。
社会保険・雇用保険の各種申請の際には、マイナンバーの提出が求められています。
今回の電子申請に際してはマイナンバーの記入をしなかったのですが受理されました。
受理されるのは…まぁ良いとして「なぜ記入しないのか?」という点の確認が無かったのが気になります。
気になるところ②
健康保険組合が対応していない
健康保険を運営している団体は大きく2つあります。
大企業等が運営している、「健康保険組合」。
例えば、ホンダ健康保険組合などです。
で、私の勤めている病院は健康保険組合なのですが、未対応でした。
なので、厚生年金は電子申請・健康保険組合は紙あるいはCD等の申請となり、少々二度手間感があります。
気になるところ③
全部対応していない
これが一番やっかいと言うか、速攻で対応してほしいところです。
例えば育児休業給付金。
今回のGビズIDでは対応できず、e-GOVでは対応しているみたいです。
よって、事業主等の電子証明書が必要になるし、相変わらずハローワーク通いは継続です。
社会保険以外では、給与支払報告書も義務化の流れが進んでますが、eLTAXはGビズID未対応のようです。
こちらとしては、電子申請やる気満々なのですが、GビズIDで申請できないなら仕方ないよね~と待ちの姿勢です。
法人実印・印鑑証明書の提出等しているのであれば、真正性は非常に高いと思うので、e-GOVやeLTAXでも使えるようになることを祈っています…。
気になるところ④
使いにくい(ユーザーインターフェイスなど)
これはお家芸ですね(笑)
国のシステム、マイナンバーのポータルサイトもそうなんですが、本当に分かりにくい( ;∀;)
そして、マニュアルが分厚くて分かりにくくて道に迷います。
民間のサービスでは考えられないくらい、ユーザーインターフェイスが直感的ではないので使いにくかったです。
気になるところ⑤
紙は安心・電子申請は不安
これは経営陣からの意見です。
病院経営に関らず、紙は安心・電子申請(データ)は不安という人は多いです。
以前勤めていた会社では、メールを送ったら「送りました」と報告し、到着しているか確認することが義務付けられてました(笑)
電子申請がなかなか進まないのもこういった一面からなのかな~?と感じたところです。
【まとめ】
とはいえ、不満・不安なところはありますが…やはりいつでもどこでもできる電子申請は便利です。
他システム等でもGビズIDが利用できることになり、利便性が向上することを願っています。