大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

老齢厚生年金の受取額の最大は?

こんにちわ。

 

馬鹿みたいに熱いですが、体調は崩してませんか?

私は冷風扇を購入して乗り切れるか自分で人体実験中です(笑)

 

今のところ、外気温35℃でも割と快適に過ごせてますし、耐えられなくなったら水を浴びるのみです('ω')

 

さて、本日は老齢厚生年金のお話しです。

 

ふとした疑問。老齢厚生年金の受取額の上限はあるのか?

社労士受験生として日々精進中です。

特に社会保険科目は点数的にもウェイトとして大きいので、重点的にウロウロしています。

そして、ある日ふとした疑問が…。

それは『老齢厚生年金の受取額の最大ってあったっけ?』というもの。

 

老齢基礎年金には上限があります

あれこれ公的年金はありますが、基本的には上限があります。

例えば老齢基礎年金は「フルペンション減額方式」といって満額から未納・免除された期間を減額していく方式です。

現行法では40年・480か月加入で満額で、それ以上の期間加入してても満額を超えることはありません。

労災や育休の給付金などもカタチは違えど年齢別などの上限が設けられています。

 

老齢厚生年金の受取額に上限はありません!

条文やテキストなどを調べて分かったこととしては、老齢厚生年金の受取額に上限はありませんでした。

これは結構盲点?で現役時代の収入に応じて年金も高額になるということになります。

 

老齢厚生年金の計算方法は?

■老齢厚生年金の計算方法(日本年金機構)

詳細はURLを参照して頂きたいのですが…理解追い付きますか(笑)?

想像通り、非常にややこしいですよね('ω')

 

というわけで、細かいことあれこれ抜きで超ざっくり一言でいうと

生涯年収 × 0.5% = 老齢厚生年金の概算額

以上です。

え( ゚Д゚)そんなに簡単なん?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、感じとしてはこれでOKです。

 

生涯年収別でみると

1億…50万円

2億…100万円

3億…150万円

これに老齢基礎年金の約80万円弱を足すと老後受給できる年金額のおおよその目安がわかります。

 

上限ないけど上限がある

はい、ではでは上場企業の役員などは生涯年収が100億行く人もいます。

じゃ…上の計算式に当てはめると単純に5,000万円の年金がもらえるの??

という声が聞こえてきそうですけど、そうはなりません。

厚生年金の保険料には一定の上限が設定されています。

65万円/給与 150万円/賞与

また、うまいこと考えているもので、賞与は年3回までという制約があります。

仮に賞与を年4回以上支給した場合は、それは給与扱いになります。

なので、理論上の上限は年収1,230万円(65万×12か月+150万×賞与)となります。

 

老齢厚生年金の最大額は約270万円!

では、具体的な計算をしてみます。

年収1,230万円を中卒16才から60才まで44年受け取ったとします。

その場合、生涯年収は54,120万円となります。つまり5.4億です。

これにざっくり公式(×0.5%)に当てはめると…

2,706,000円という結果が導き出されます。

老齢年金を約80万円足すと350万円。月換算で約29万円となります。

 

いかがだったでしょうか?

本来は細かい計算や考え方が必要なんでしょうが、感じとしては悪くないと思います。

生涯年収 × 0.5% = 老齢厚生年金の概算額

 

よろしければご活用ください♪