おはようございます。大福です。
先日、10/29は社労士試験の合格発表でした。
まずは合格された2,937人の皆様、本当におめでとうございます!
今年の社労士試験は第五波真っただ中で本当に大変でしたね。
私は改めて修練を積み重ねて再チャレンジです。
結果通知書は週明けに到着予定なので、検証は後日です。
さてさて、ブログについては時間・気分と相談しながら最低でも週一でアップしていきたいなと思っています。
おつきあいよろしくお願いします。
さて、本日は年末調整のお話しです。
年末調整シーズン本格スタート
クリアポケットに給与明細と年末調整の各申告書を入れて配布して一週間余り。
他のタスクを整理・完了しつつようやく年末調整に集中できる状況になりつつあいrます。
現状では10人も提出していないのですが、ちらほら問題が…。
未提出の多さと原因
これは…今年に限らずなのですがやはり未提出のものが多い。
特に多いのが「①基礎控除申告書」と「②扶養控除申告書」(片方のみ)です。
「③保険料」の未定出に関しては、申告ナシ!で判断してますが①②は深刻です。
原因はシンプルです。
・影響の深刻さを理解・認識していない
・良く分からない
集約するとこの2点になると考えています。
と、最近新手の問題が。。。
申告書の文字が小さくて読めない
というもの。年配の方が比較的多いのですが、これは難題です。
根本的には用紙のサイズを倍のA3サイズにするか?とかマジで考えています(笑)
さてさて、まずはどんだけ深刻なのか?
それをざっくり解説します。
深刻①基礎控除申告書
昨年から新設された「基礎控除申告書(中略)」。
未提出・未記入の場合、基礎控除48万円が適用されません。
要約すると、所得税24,000円・住民税48,000円が増税されます。
深刻②扶養控除申告書
所得税の根拠資料のため、真面目に対応するなら数十万円の差が出ます。
【当年令和3年分を未提出】
がっつり最悪のケースで言えば、給与0円。
状況によってはマイナス(会社に支払う)
というケースが考えられます。
【次年度令和4年分を未提出】
こちらもがっつり最悪のケースで言えば、毎月の給与から控除される所得税が跳ね上がります。
担当者の対応と苦悩
と、まぁ…年末調整というのは適当に対応すれば収入が減ります。
これを理解・認識しているスタッフというのは残念ながら皆無です。
ただ、致し方ないです。
何故ならどこでも誰からも教えてもらってないから。
そして、ここから担当者の対応と苦悩が始まります。
一般的には
「①提出をお願いする」
「②提出したものとして対応する」
の対応が多い様に思います。
もう一つは
「③放置」(提出したもので対応)
があります。
原則としては「③放置」でOKだと思うのですが、それだと「何で言ってくれいないんでか!」と強く当たってくる方が多いとしんどいです。
「②提出したものとして対応する」の場合も、申告に誤りがあった場合「何で勝手に申告してんだ!」となるかもしれません。
「①提出をお願いする」とした場合、全員分を回収るのか?などリスケジュールが発生し、タスクの組み換えが必要になるかもしれません。
ケースバイケースのため、担当者の苦悩は尽きません。
大福プラン
基本は「③放置」提出されたものを粛々とすすめる予定です(笑)
ただ、扶養控除申告書については影響が大きすぎるので「②提出したものとして対応する」厳密には年初に提出頂いたものから変更が無いものとして対応する予定です。
ただ
本人の与り知らぬところであれこれ対応するのはまずいので、何らかの案内は必要です。
個別なのか?全体なのか?は状況を見て決めていきます。
大福プランの背景
一人一人に声をかけたいし、節税になりそうなアドバイスをしたい
というのが私の本音です。
ただ、この対応をするためには全員に同じように対応をしないと不公平だと思います。
そのためにはどうしたって時間が足りないんですよね。
最悪の場合、提出したものが処理しきれず給与・年末調整が完了しません。
なので、まずは提出したものを完璧に対応します。
さらに余力があれば「基礎控除申告書が未提出でした。税金が10万円弱上がります」的な案内をしていこうと思っています。
結局は自己責任です
と、まぁ…飽きずに今年も悶々と悩んでいるのですが、年末調整の結果は自己責任です。
「何で言ってくれないんですか?」
と強めに言ってくる方もいます。
ただ、残念ながらそれは担当者の仕事ではありません。
担当者は提出された申告書を過不足なく処理するのみです。
いずれにせよ手の届くところかコツコツと対応していきます('ω')ノ