こんにちわ♪大福です。
あれこれ先行したニュースでは、マイナスになることは確かでしたが確定したカタチです。
さて、この報道を受け皆さんはどう思いますか?
年金が減るなんて、生活どうしよう…と悩むご高齢の皆様。
将来俺らの年金はもっと減るのかな?…と悩む現役世代。
あれこれ思うところはあると思いますが、年金をちょい深めに関わってきた私は
『まだ、問題を先送りにするのか…』
という思いです。
実は今回の年金のマイナスは0.4%では無く、マイナス0.7%以上なんです。
え何それ?( ゚Д゚)0.3%はマイナスしないの?
だと思うのですが、しないのです。
こいつ→0.3%誰なんだ!
ですが、マクロ経済スライドのキャリーオーバーです。
はい、でました難しそうな用語(笑)
これを説明すると、本当に難しいので超単純に解説すると次のよう感じです。
①物価・賃金が上がる
②年金も上がる
③でも、少子高齢化で将来の年金財政厳しくね?
④じゃ、②の上げ方をちょい下げようぜ!
この制度ができたのが2004年なんですが、10年以上④ちょい下げは行われませんでした。
ちなみに2004年の高齢者の数は約2,400万人。最新2021年は約3,600万人。
高齢者の数は増えたけど、年金の給付水準は維持。
というのが現状です。
何で④ちょい下げは行われなかったのか?
それは①物価・賃金が上がらないなどの原因があるからです。
基本的に物価・賃金が下がれば年金も下がります。
がしかしです。
下げたあげくに、ちょい下げって…
となるので、ちょい下げ分を溜めておきましょう。
というのが現行の制度です。
じゃ、保留されているちょい下げマイナス0.3%はいつ実施されるのか?
それは物価・賃金が上がった時に、というのが基本路線です。
じゃ、物価・賃金が上がる見込みはあるのか?
というと、私の感覚からすると上がる要素は皆無です。
なぜ、そんなに強気で言えるのか?
この「賃金」のもとになるのは、厚生年金に入っている人たちのデータも含まれるからです。
え?わけわからない( ゚Д゚)?
ですよね(笑)
ここに絡んでくるのが、社会保険(厚生年金保険)の適用拡大です。
ざっくり言えば、アルバイトさんの加入者が増えるからです。
なので、
①年金の財源が不足
②アルバイト・パートさんも厚生年金に強制加入だ!
③年金の計算のもとになる賃金の平均額も低下
という悪循環に陥いる感じになっちゃうのです。
個人としては、制度設計の見直しの時期に来てるんじゃないかな?
と思うんですね?
つまり、賃金・物価が上がろうが下がろうが
少子高齢化の進展に合わせて、ちょい下げは必ずする
という考えです。
おにぎり100個あります。
昔はご高齢の方が100人いて、一人一個ずつ配ってました。
今は200人いるけど…ま~何とか頑張って200個用意します。
→これが現状。
ではなく、
200人の高齢者には申し訳ないけど、100個のおにぎりしか用意できません。
一人半分ずつで我慢して下さい。
という提案です。
でないと、凄い極論ですけど…
ちょい下げがマイナス10%まで溜まりました。
もう、限界なんでばっと下げましょう。
と、20年後の将来世代が負の遺産を被ることになりかねないですよ?