こんばんは♪大福です。
ほぼ一カ月手付かずでした…。
わちゃわちゃと忙しい中、某公的機関の監査業務がとどめの一発で死んでました(笑)
さて、そんな一ヶ月ですが…心境としてはジレンマ、あるいは『カルネアデスの板』状態でした。
要は板ばさみ、というやつです。
年末調整のジレンマ
まず年末調整です。
昨年に続き、『基礎控除申告書』の未記入・未提出の多いこと。
数にして概ね1/4程度。
マニュアルの文字が小さい、モノクロは見にくい
などの意見を受け、目立つところにフルカラー・それもA2サイズと特大サイズで掲示したのですが効果は少なかったようです。
この時のジレンマは『未記入ですけど、大丈夫ですか?』と声をかけるべきか?
というものです。
少なくとも、このままだと約8万円になる見込みですから一人ひとり確認するべきなんでしょうけど、やはりその余力は今年もありませんでした。
公平な対応をとるのであれば、一部の人だけというわけにいきませんからね。
心苦しいのですが、、、結果だけシンプルに増税なってますけど大丈夫?
みたいなご案内だけはお知らせできればと考えています。
行動制限解除のジレンマ
こちらはスタッフからの要請。
・世間はアフターコロナっぽい感じ
・一方、医療機関は依然として高い感染対策を継続
というギャップから、行動制限を解除とまでいかなくても緩めてほしいというものです。
総務としての結論は『NO』つまり現状維持です。
心情としては解除したいですよ?
じゃ、解除したらどうなるか?
仮に感染し、院内クラスターが発生。
因果関係は不明確ながらも、死者も発生。
さぁ、そういったリスクが発生した時ステークホルダーが容認してくれるか?という課題が残ります。
『スタッフさんも、羽伸ばしたいよね?だから家族が亡くなっても仕方がないよ』
とご家族様が理解を示してくれるか?
最悪は訴訟リスク、それも病院ではなく個人が訴えられる可能性もゼロではありません。
はたまた、収益が悪化し賞与カット・給与減額、より最悪の場合は事業縮小に伴う整理解雇など…
スタッフが想定外の不利益を含め受け入れる覚悟があるか?
ということです。
そういった回答に対して、一部の人はやはり不服そうです。
人間ですもの、気持ちはわかります。
けど、私たち管理部門はあらゆるリスクを想定しスタッフ・患者様を守ることが最大の使命であり、立場ですからね。
だから、言えることはシンプル。
行動制限が解除されている、医療機関に転職
あるいは
民間企業に転職
です。
不利益のジレンマ
最後に退職についてのジレンマ。
少し…長期化している決着のつかない退職案件を抱えています。
一言で言うと、安直なんですよね。
退職します、と一言だけ電話で伝えられても
「はい、わかりました」
なんて、言えるわけないじゃないですか?
退職願など、形式を整え意思を書面などに顕在化しないと
トラブルのもとになりかねないからで。
また、あらゆる権利関係への影響も大きいです。
では、トラブルとは?ですが現在判明している問題は以下の通り
・退職希望日(最終出勤日)以降も保険証の利用を継続している
→次の保険証が届くまで使えるはず、の主張。
・傷病手当金などの申請意思無し
→仮に在職中に傷病手当金を受給していれば、退職後も継続給付の可能性あり。
・退職しても失業手当があるから大丈夫
→一年未満の離職。前職通算もできなさそうな情勢…
などなど。
とりあえず今年中を目途に解決の道を探り中です。
(最悪は、お宅訪問の予定です(笑))
と、まぁ…こんな感じです。
ジレンマを持っちゃう原因ってなんだろうな?
と考えたのですが、やはり選択肢の多さと、時間の制約だと思います。
できることと、したいことのギャップみたいな感じです。
助けてください!
と声をかけられ
余力があれば助ける
というスタンスで今は自分の心と、身体を守ってます。
そうしないと、継続してパフォーマンスの発揮は不可ですし、最大限迷惑をかけかねないですからね。
まぁ…こうやって総務・労務の人は多くのジレンマを抱えているとは思います。
色々なギャップも感じていると思います。
まずは自分の手の届く範囲からで良いので、精一杯やって頂き、自分を責めないで頂ければと思います。
それでは!