大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

育休は連続何回まで?

こんばんわ♪大福です。

 

私は南国・宮崎県出身なので暑いの得意でしょ?とか言われるんですが、そんなことねぇっす('ω')

東京の暑さは異常、というか性質が違うと感じています。

同じ35度でも、上下左右・全方位きんきんに暑い!という感じです。

 

とはいえ、水浴びと冷風扇で3シーズン目突入なので割と暑いのは楽しんでいるんですが…いずれそれも終わりになっちゃうくらいの時代が来るんですかね…。

 

ではでは、今週もいってみたいと思います。

 

 

育休は連続何回まで?

「パッと見は…大丈夫そうですね。これから課内で最終チェックをして支給になるかと思います。」

それは…本当良かったです。

経験の無いケースで、理屈の上ではいけそうだったのですが…ね?ご覧の通り込み入ってますもんで。

「ですよね。私も早々無いケースだったのですが、添付資料とか…本当にがっちり作って頂いたので助かりました。」

 

今週一番の大仕事、ハローワークでの一幕です。

雇用保険育児休業給付金(以下、給付金)の初回申請自体、はそれこそ3桁以上経験しているのですが、今回はレアケースでした。

 

経過としては、第一子出産し育休から復帰。1年弱働いて第二子出産・育休…。そして育休中に第三子を妊娠、今回の給付金の初回申請と繋がっています。

「育休中に妊娠して復帰しなくても給付金はもらえますか?」

これは割と頂く質問ですが、仮に育休中に次子をご妊娠しても条件次第ですが給付金はもらえます。

ただ…給付金をもらえる限界点があるとしたらそれは第三子までです。

年子・第四子(4連続育休)となると法的な条件を満たさなくなるため給付金の受け取りは厳しいはずです。

 

その法的な条件・ルールというのは、育児休業を開始した日から遡って4年間に給与を12カ月間受け取っているか?というものです。

(細かいところはバッサリ捨てわかりやすい表現に特化しています。)

 

単純な話、第一子~第四子まで連続で育休を取得しているとなると少なくとも4年は休んでるわけですから給付金は出ないよっていう理屈です。

じゃ、第三子までは確実に給付金はもらえるのか?というとこれはグレーゾーンです。

例えば、第一子・第二子ともに給付金の上限2年を受け取っている場合などは、第三子で給付金は受け取れない可能性があります。

 

今回、申請したケースが微妙にこのケースでした。

第二子が2年に近いくらい給付金を受け取っていたので、「第三子を妊娠しまして給付金ってやっぱり難しいですよね?」と相談を受けた際には確答は避けました。

給付金はもらえない可能性があるってことだけは…覚悟しといて

とだけ伝えてました。

出産予定日から育休の日を割り出して、そこから4年遡って復帰はしてるけど…12カ月・1年給与支払ってたか?とざっと考えたところ…たぶん13カ月から15カ月くらいはありそうだけど…出産日が後にズレたりしたりや諸条件では厳しいというのが感覚的にあったからです。

 

なので、情報を整理して何とかなりそうな目途が立った際・9割がたは大丈夫で、残り1割はハローワークの判断次第だなってなった時は安心しました。

 

ただ、もう一つ確実なことがあるとしたら次子をさらに妊娠されたら給付金はでないというのは確定しています。

少なくとも、給付金を受け取るために復帰して1年間はきっちり働いてもらう必要があります。

 

とはいえ、早ければ週明けには給付金が口座に振り込まれるはずなので…貰えないかもって伝えられて期待してい分、本人はびっくりするでしょうね(笑)

 

それも定額減税です

「大福さん、なんか給与の手取りが低い感じがして見てもらっても良いですか?」

給与の担当者として一番喰らいたくない質問の一つです(笑)

部署・職種によっては手当がほとんどつかず振込額は大きく変動しません。

そのため、いつもより振込額が少ない。

けど給与明細のどこをどう見ていいかわからない…。

 

今回のケースで言えば、”あいつ”が原因だろうな?というのはなんとなくわかってましたが、比較・検討の資料として賃金台帳を出力しチェック…。

うん、やっぱり”あいつ”だ。

 

振込額が低い原因は、住民税の増額。

増額の原因はね、定額減税(あいつ)だよ。

 

うん、ぽかんとしてる。

それも想定の範囲内だよ。

 

「いやいや、大福さん。減税なのに増税なんですか?」

 

いや、増税っぽく見えてるだけで減税してるんよ。

見えにくいかもだけど減税されてるはずよ。

なんなら5月に通知してるよ?

 

あ、もうダメだ。

頭から煙出てる(笑)

 

というわけで、後日第二ラウンド。

住民税の通知書を持ってきてもらいました。

 

本人は開けてすらおらず、開封して初めて知った様子です。

今年度の住民税は11回払いであること。

そして、隅っこに1万円減税って書いてあること。

 

例えば住民税・年額24万円とした場合、通常は12回分割となり1月2万円です。

ただ、今年は定額減税が発動します。

24万円-1万円(減税)÷11回払い=約2万900円

という感じです。

この理屈によって、住民税額によっては例年に比べて増加・負担感が増すケースが散見されました。

だからではないんですが、なんとういか改めて定額減税ってなんなん?って改めて突き付けられた印象です。

まず、1万円減税されたという実感が無い。

そして支払回数が減ったため一回当たり住民税が増額された様に感じる。

そして…

これがガッツリ露見するのはやはり所得税の定額減税3万円分の効果が消えた時です。

住民税の増税分、所得税の定額減税で相殺されているため手取り的には例年と変わらない人がちらほらいます。

少なくとも1月以降に、あれ?なんか手取り減ってね?というのは起こりうると考えています。

どこぞのメガネは減税を実感してもらうとか言ってますが、少なくともうちのスタッフそう感じてはおらずむしろ逆。

負担が増していると感じている人が多いように思います。