大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

徳島ショック

こんばんわ♪大福です。

9月です。

あっちゅう間に、今年も残り4カ月です。

 

ぼちぼち年末調整の準備などをはじめ、年末を見据えて動き出す時期です。

焦らず確実に、ぼちぼち行きたいと思っています。

 

 

「会計思考」の大切さ

9月15日(日)、とりあえずですが”簿記3級”もCBT試験を申し込みました。

3年ほど前に筆記試験を受けたのですが5点足らずくらいで「不合格」のため、再チャレンジです。

CFP試験に向けた前哨戦と位置づけてはいるのですが、合格率は30%前後。

今の堕落しきった私にはちょうど良いラインの挑戦です(笑)

 

私の得意・専門領域は社労士試験合格に裏打ちされた労務なのですが、実はスタートは簿記会計です。

農業高校出身で、そこで「農業簿記」と出会い得意科目の一つでした。

また、大学も農業系でそこでも「農業簿記」をメインに学習しています。

 

さらに初社会人は会計事務所の勤務で、基本的な簿記知識はありましたのでそこで財務会計管理会計の基礎を叩き込まれました。

そんな背景もあって、(自称)簿記3級LVで通してましたがいい加減カタチにしないとね?という流れにあります。

 

改めて学習して思うので、やっぱり簿記は面白いということです。

私の感覚ではパズルみたいな感じで、理路整然とカチカチっと組みあがって、決算で〆て…の循環がとても好きです。

 

また、簿記で培われる「会計思考」あるいは知見・感覚は社会人にとって必須だと改めて認識させられます。

 

その理由はとてもシンプルで、会社組織の運営には必ずお金がついて回るからです。

一見会計・簿記に関係ない営業職の様な職種でも「接待交際費」の基準や、あるいはお取引先の帳簿をみて与信判断を迫られる場合もあるでしょう。

 

そういった意味でも、社会人としてFPに並んでおすすめの資格です♪

徳島ショック

個人的に今週一番のニュースです。

都道府県の最低賃金が発表されたのですが…国の指針・目安では「各自治体さん、今年は時給50円上げてね♪」のお願いに対し、多くの都道府県がそれに応えていました。

中には小幅ながらも1円から数円単位で上回る都道府県もあったのですが…

そんな中、なんと徳島県は84円のアップ980円と発表しました。

背景としては、現状の最低賃金が全国ランクで下位にあり、人材流出の一因とされていたことがあるようなんですが…

ただ、地元企業の負担とかそういうあれこれ考慮されているのか?という不安はあります。

 

最低賃金法」という法律があるのですが、

第九条

2地域別最低賃金は、地域における労働者の生計費及び賃金並びに通常の事業の賃金支払能力を考慮して定められなければならない。

とあります。

物価高で労働者の生活が苦しいんだから最低賃金は1,500円が妥当だ!

という意見があるのでそれを鵜呑みにしなさい

とまでは国は言っていません。

支払う側の事情も考慮しないと、倒産が相次ぎ地方経済が崩壊しかねないのでそこに一定の配慮がなされています。

 

そういった法の背景もあり不安な面もありつつなんですが、反面としては強い危機意識も感じます。

多少の無理をしないと、人材の流出が懸念される。

それに対する強いメッセージです。

 

また、個人的には「風穴を開けた感」もあるのも事実です。

例えば…神奈川県が今回50円アップ、ではなく52円アップで妥結した場合最低賃金が東京都を上回り全国一位となっていました。

たらればの話しになりますが、そうなったら東京で働く価値観も揺らぎますし大げさでなく歴史的な出来事になっていたように思います。

 

いずれにせよ、来年です。

第二の徳島が現れる可能性も十分ありますが、何より事業主に配慮した冷静な判断をお願いしたいところです。

徳島県の県知事が

「異例ではない、これまでは異常だったんだ」

みたいなコメントしていたので…今から楽しみです。

 

社労士試験の感想

本年の社労士試験の問題が公開されました。

合格発表 | 社会保険労務士試験オフィシャルサイト

 

ざっと見た感想ですが、

【選択式】

これといった難問・奇問少ない印象です。

一般常識(労働)の難易度が高い、という意見もちらほらありましたが…救済は無いかな?という感想です。

【択一式】

こちらは昨年と比べやや難易度が上がった印象です。

パッと見ですが、本当にあれこれ工夫を凝らしているなと感じました。

多くの問題が、次の5肢のうち、正しい(誤っている)のはどれだ?ですが、

・次の5肢のうち、正しい(誤っている)の組み合わせどれだ?

・次の5肢のうち、正しい(誤っている)のは何個ある?

の様な組み合わせ・個数問題が例年より多かったです。

 

また、実務的な問題も継続して多いように思います。

 

まぁ…とにもかくにも相変わらず難しい試験です(笑)

択一式を「70点中50点か…」なんて鼻歌交じりで解けるの社労士の本来の姿なんでしょうが今の私でたぶん25点、よくてせいぜい30点です。

とはいえ、一問一答ベースで考えれば250/350問は解けるかな?とは思います。(思いたいです。)

本当…まぐれでも合格して良かったと思います。