こんばんは♪大福です。
先週はど~にもこ~にも気分が上がらず記事アップできませんでした。
定額減税を筆頭に結構なたてこみっぷりで、精神的に無理でした。
とりあえず、今週は持ち直しましてちょっとくらいは書けそうです!
ではでは、いってみたいと思います。
【反省会】どうすれば快復したのか?
さて、今週最も重たかった案件のお話しです。
メンタル不調でこの一年あまり休職・復職を繰り替えしていた方。
6月に退職となりました。
私はこれまで累計で100名くらい、メンタルなどの休職者の対応を経験しましたが体調などが改善しないまま退職にいたったのは数名程度です。
そのため、良くも悪くも印象に残り経験にもなりました。
改めて改善しなかった理由を考察すると、いくつかの要因があるのですが…やはり最大の敗因は"主治医の判断の甘さ"だったというのが一番です。
例えば6月1日復職OKとなり診断書にもその旨の記載あり。
ところが復職しても体調不良が続いていて、遅刻・早退、欠勤等が続く。
結局7月1日から再度休職。
といった具合に、復職OKとしておきながらそれをひっくり返すような診断を平気でしてきました。
診断をした背景を探ると、本人の意欲に押されたというのがあるようなんですが…それでもね?
たらればの話しになりますが、やはり復職OKとはしてほしくなかったです。
とはいえ、私にも何かできることはあったのではないか?と考えると一つはあります。
今回、4回の休職・復職を繰り返しているのですが、悪化が顕著になった3回目の復職時にリワークセンターでの復職プログラムを受けてもらえばよかったのではないか?というのはあります。
主治医とこちらの産業医の判断で…第三者的な知見・経験、視点が無く閉鎖的で狭い判断だったように思います。
もちろん、主治医・本人の意向もあるでしょうが、少なくとも3回目の復職が失敗し4回目の復職時点では「リワークプログラムの受講が復職の条件」と提示でも問題は無かったように考えています。
(感じ、としては断られる可能性は大きかったように思います。)
具体的な傷病名は控えますが、やはり適応障害・うつ病とは段違いに難しい症例で…後半に至っては失声症となり筆談でやりとりになっています。
実家のご両親とも不仲の様で、近くに頼れる人もおらず、判断力も著しく低下している今の状態で退職となることについては不安しかありませんが…ここが担当者として手を差し伸べられる限界点だな…と思っています。
あとは、退職の手続きなどできる限りサポートとして終了ですが、やはり心残りです。
レジリエンス
レジリエンス、という言葉をご存じでしょうか?
これは
「困難をしなやかに乗り越え回復する力(精神的回復力)」
とされています。
前段のできごとを経て、改めてこの言葉の大切さを思い知っています。
素朴質問なんですが、皆さんは自分に合った適切な休みを選択されてますか?
そのために勉強、例えば本を読んだりとかしたことはありますか?
私はうつ病で休職した際、初期の症状が最も辛い時期に顕著だった症状が「睡眠障害」です。
何となく寝付けない、というレベルではなく眠気が全くない状態というのが数週間続きました。
厳密には寝ているのですが、徐々にすやすやという健全なものではなく睡眠導入剤を使ってバタッと強制終了するという日々でした。
この時、当たり前の様で答えのない…向き合ったことのない問いがありました。
「あれ?どうやって寝るんだっけ?なんで寝るんだろう?」
「睡眠から起床の方法ってどうやるんだっけ?」
40年近く考えもしなかったことなんですが、これをきっかけにメンタル系に関する書籍を読み漁る様になりました。
端的な結論で言えば、自律神経の作用・機能で活動・休息が繰り返されています。
そしてこの自律神経は心身のつなぎ役でもあります。
心身の不調という言葉がありますが、これは厳密には自律神経の不調です。
活動
↑↓
心 ⇔ 自律神経 ⇔ 身
↑↓
休息
みたいなイメージで、自律神経が広く人の物心両面のバランスをとって支えています。うつ病などのメンタル不調は自律神経のバランスが崩れた状態で心身に不調をきたしています。
逆を言えば、自律神経が安定していれば心身も安定します。
人は生きていくうえで大なり小なりトラブルに見舞われますが、これをどう乗り越えていくか?が課題になります。
答えは人それぞれなんでしょうが、私のレジリエンスはとてもシンプルで
『良く遊び、良く食べ、良く寝る』
以上です(笑)
脳科学・脳神経学、神経生理学、呼吸法などなど色々な本をそれこそ3桁冊は読んだのですが結局これです。
いやいや、これができないから苦労してるんだよ?
という方もいらっしゃると思いますが答えは内在、すぐそばにあります。
例えば「なんか〇〇したいな」とふとよぎったことを行動に移すだけで良いです。
今必要なもののサインは自分の心が示してくれています。
一人なりたい、と思えば一人の時間を作る。
脂っこいものが食べたい、なら食べる。
ちょっと仮眠したい、なら寝る。
その目に見えないメッセージは身体が必要しているからこそ発しているものです。
もちろん、頑張り時でそんな隙間なんてない!
という方もいらっしゃるかもしれませんが、そのブースト状態は長くは続きません。
せいぜい3カ月が限界です。
大切なことは無理して頑張ることではなく、仕事は楽しいと本質的に思える日々を自然体で過ごすことです。
だから
今、仕事でしんどいと思っている方いらっしゃいましたらシンプルに何がしたいか?自分に問いかけてみてはいかがでしょうか?
9か月休職した私から言えることがあるとしたら、5年経った今も後遺症に苦しむよりは思い切って数日休むことの方が自分のためになる!ということです。