おはようございます。
給与計算もようやく一段落、、、
ということで早速前回の続きを書いてみたいと思います。
総務・労務の担当者など、とは言わず業界・職種を問わず、自分の意見などを上司にプレゼンし承認してもらうことは日常として良くあると思います。
私も今回相談を受けて、入社一年未満とはいえ何とか育休の取得にこぎ着けたいな…という思いはもちろんありました。
ただ、感触や空気感としては厳しいなという思いもありました。
今回のスタッフの場合、欠員の補充を理由に紹介会社経由だったため、紹介料が100万円以上かかっています。
また、5人程度ご懐妊しているという情報もキャッチしていました。
つまり、彼女一人の育休を認めるとその他の5人も認めざるを得ない。
であるなら、妊娠→退職というこれまでの既定路線を踏襲していきたいというのが経営陣の考え方であろうというのは目に見えていました。
ただ、口汚い言葉ですが…
「ふざけるな」
ですよ(笑)?
なので、あれこれ言って来ようと最低ラインとして、育休の取得を認めさせるというのが私の目標としました。
では、どう認めさせ、承認を得たのか?
私は2つの角度から攻めます。
1つ目は「立ち技」
法律はこうなっていますよ、などの自分側からの情報発信、主にメリットを伝えるもの。
私自身、以前はこちらが主体で法律という技で殴る蹴るが基本でした。
ただ、皆さんも経験があると思うのですが、経営陣には通じないことが多いです。
いかにメリットだなんだと伝えてもさっぱり伝わらない…。
そこで、最近は2つ目が主体になってきています。
そこで、2つ目「関節技」
これは主にデメリットを伝えることをメインにしてじわじわ締め上げるイメージです(笑)
今回の育休の件で言うと
「労働局には育休の専門部署がある」
「弁護士事務所でも私と同じ見解」
「時間はかかるかもしれないが、いずれこの答えに行きつく」
「労基署に行くかも…」
などなど、ネガティブワードのオンパレードです('ω')ノ
私の感覚で言うと、人というのはポジティブなことよりもネガティブなことの方が伝わりやすいと思っています。
例えば…
①「年末調整で扶養控除を使って得する方法!」
②「年末調整で扶養控除で損をしない方法は?」
であるなら、たぶん②の方が訴求効果は高い様に思います。
こういった点からも、経営陣・年長者に対してはネガティブなことは通じやすい様に思います。
なので、大切なのは相手によって比率を変えること。
私の場合は、「立ち技」7 「関節技」3 位の比率です。
それとやりすぎと相手への配慮を忘れないことも。
相手目線に立ち、WinWinな結論を導き出すことが何よりも大切にして頂ければと思います。