【本日のお話し】
2020税制改正・大綱が発表されました。
色々と改正されるようですが、私が注目しているのは
「ひとり親の税制」です。
改正に伴って思うことをお話しします。
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まず、率直に改正まで長かった…。
そして嬉しい!というのが感想です。
というのも、事務方的には年末調整の負荷が大きく軽減されます。
年末調整の際に提出する、「扶養控除申告書」。
ここに、「配偶者無し」「扶養親族(子)あり」の場合
その際、私の場合「離婚してますか?」と聞き、
「結婚・離婚している」→寡婦等に該当。
「未婚」→該当しない。
という切り分けをします。
未婚の場合「なぜ、同じシングルマザーなのに未婚だとダメなんですか?」と聞かれます。
「そういう税制なんですよね…」と回答するしかありません。
ただ、担当者として国が「未婚」の場合、寡婦を認めないか?はざくっと知っています。
キーワードは二つ。
・伝統的な家族観が崩れる。
・婚外子を認めることになる。
つまり
「子供は結婚してからできるもんでしょ?」
「家にはお父さん・お母さんがいるのが普通でしょ?」
という趣旨の様です。
私が憤りというか虚しさを感じるのは、LGBT理解増進法案の存在です。
企業の労務管理に対して、
「性差別は止めましょう!」
「理解を促進して下さい!」
他にも相続における婚外子に対する改正との整合性。
実は、5年くらい前までは婚外子の相続分は実子の半分でした。
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と言っている反面で、寡婦は変わらない。
「家族の多様性も認めるべきでないの?」
シンプルにそう思う自分がいたんですよね。
だから、今回の一歩は思いのほか大きいのかな、と思います。
【まとめ】
寡婦控除の源流は昭和20年。今から70年以上前です。
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