お疲れ様でございます。
今日も年末調整のお話しです。
先日からお話ししている、『基礎控除申告書』やはり想定通り、荒れ始めてます(笑)
その口火を切ったのは、図らずも私のお知らせでした。
もうね、『基礎控除申告書』のところが未記入のオンパレードなんですね?
切り口を変えないとまずいよね…ということで、『未記入=増税』という極めてシンプルな案内にしたのですが、まぁ…『なんで増税なんですか!』という意見の雨霰です。
特に多いのが「私はここでしか給与をもらってないんですよ?なのになんで会社で把握してないとか、書けないとか?ありえなくないですか?」という厳しめの意見もちらほら。
ただ、私としては『何の根拠も無く、年末調整を実施して良いんですか?逆に、会社で推定して年末調整を実施。その後、実は多額の所得があり、追徴となった場合に責任は一切とれませんよ?それでも良いんですか?』と回答をしています。
そう、大切なことは二つ。
①空欄・未記入では会社・担当者は判断ができない。
②申告の主体は、納税者本人。会社・担当者はバイパスでしかない。
ということなんです。
「会社がなんとかしろよ!」というご意見はごもっともです。
ただ、今年に限っては…残念ながら非常~にリスクが高く、距離を開けざるを得ないというのが私の考え・方針です。
そのリスクとは、コロナ関連の給付金です。
FPの機関紙にあったのですが、恐ろしいことに…
『コロナ関連の給付金は一律に非課税ではない』のです。
代表例でいえば、GoToキャンペーンは『一時所得』です。
10万円の定額給付金は非課税ですが、条件によっては『相続税』の対象です。
『一時所得』ということは、(理屈の上で)基礎控除申告書の「他の所得」の一部ということになります。
会社の案内不足で増税になった!というスタッフは少なからずいらっしゃいます。
(自己責任なのにね…)
そういった方との距離を確保し、自分自身を守る意味でも今の方針は大筋間違えてはいないと思うんですけどね…。
ただ、改善の余地はあると思っていますので、それはおいおいお話ししていきたいなと思います!