おはようございます。大福です。
給与計算、そしてこれからお話しする年末調整の準備万端!で迎える週末です。
案件が立て込んで×2の10月で一山超えたな~と少しほっとしつつもこれからが本番という心境です。
さてさて、本日は年末調整の準備のお話しを。
・年末調整の担当者:準備のヒント
・スタッフ:苦労してるんだな…
というのが伝われば嬉しいです。
準備の基本①スタッフ目線
年末調整、に限らずですが準備の基本は受け取り対応をするスタッフのレベルに合わせる必要があります。
扶養控除申告書に所得を記入する欄に所得の記入欄があります。
ポイントは『収入』ではなく『所得』であるということです。
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私は一時期『「収入」と「所得」の違い』や『所得の計算方法・ツール』などを紹介・解説してましたが、「無理だ…('ω')」という結論に至りました。
そのため私の作成する記入例には『100万円(給与)』という書き方を推奨しています。
収入の額と種類を記載してもらい、担当者レベルで所得計算をする
という方法です。
昨年新設された基礎控除申告書も「全ての所得」を記入する欄があるのですが、紆余曲折を経て「株式会社〇〇のみの収入」「その他所得0円」という書き方を推奨ています。
税法上問題の無いレベルを確保しつつ、簡単に表現し、負担を軽減できるか?
私はこれを基本として対応をしています。
準備の基本②フィードバック
①と比べてこちらは年数を経て改善していくものです。
これは各社の風土やスタッフの年齢などによりまちまちですが、
昨年トラブルになったこと、リクエスト、担当者目線での改善項目
などをメモなどに残し今回の年末庁調整に活かすというものです。
私が取り組んだ事例で少し紹介します。
〇初年度
申告書ごとに配布し、スタッフに取り合わけてもらえる
⇒トラブル「どの申告書も同じに見える。どれが必要?」
▼翌年
★改善:個人ごとにセッティングしたもの部署ごとに配布
申告書ごとの目的を明示
⇒トラブル「どこに申告書があるのかわからない」
▼今年
★改善:個人ごとにセッティングしたものに給与明細を同封
今年は100%の精度で全スタッフへ配布ができるものと考えています。
準備の基本③:とことんやる!
②フィードバックを見た担当者の中には「やりすぎでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
私もそう思いますし、感じてます(笑)
スタートの心情・建前的には親切心ですが、より突っ込んだ本音の部分ではこれだけ準備に腐心してるんだから、締め切りに間に合わないという言い訳は許さないよ?
という思いが強いです。
担当者として一番しんどいのは締切期限が後に後になるという状況があります。
「〇〇だったので、提出を遅れても良いですよね?」
〇〇の部分が担当者の非であるなら、譲歩する必要があると思います。
フィードバックに書いた様にどの申告書が必要かわからなかったなどです。
これを先回りして封殺していけば、最終的には自己責任しか残らないはずです。
目指すは『はちみレモン』
最近思うのは、年末調整に限らず総務のあらゆる対応は野菜嫌いの子供にどう食べさせるか?を思う日々の連続であるということです(笑)
極論ですが、年末調整なんて適当に流して良いんですよ?
未提出でも確定申告すりゃいいんですから。
ばっさり言えば「自己責任」に行き着くわけですから。
ただ、大変だろうね…。
という、いわば親心的な感じで?時間や神経をすり減らしてるわけです。
ただ、見た目が不味そうな年末調整でもうまく調理してスタッフに食べさせる必要があります。
私のイメージは『はちみつレモン』です。
・申告書が個人ごとにまとまってる
・給与明細も同封されてるので、貰い忘れも無い
・記入例もばっちり
・受け取りから締切期限までや1ヶ月超
我ながら甘~いです。甘やかしすぎです('ω')
ただ、レモンもあります。
それは締め切りです。
ここは酸っぱくばっさり切り捨てます。
今まではこちらにも譲歩する余地はありましたが、今年は無いですよ?マジで('ω')ノ
そんなわけで、今年はどうなることやら…道中楽しみたいと思います♪