大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

再始動

おはようございます。大福です。

 

ぐずついた天気が続いていますが、体調など崩されていませんか?

私は晴れよりも雨が好きなので、快適な毎日です。

 

元彼女’(今の嫁)とお付き合いしている時、今位の時期雨降りの日曜の会話。

   ベランダに腰掛けぼ~っとしてる私に対して…

今嫁「え?朝から水割り飲んでるの?」

大福「まぁ、大分薄めてるし日曜だしね。」

今嫁「いや、全然良いんだけどさ…。遠く見てるし大丈夫?」

大福「好きなんよね。季節・四季の変わり目の雨って好きなんよね。」

今嫁「え?季節の変わり目に雨なんてふるっけ?」

大福「なんとなく降ってるイメージ?ざ~っと雨が降って、暑くなったり、寒くなったりしない?」

今嫁「で、なんで水割り?」

大福「いや、ふと考えると…この雨って去り行く季節が別れを感じて泣いてるのか、これから来る季節の歓喜の涙なのか…どっちなんだろう?と思ってね。なんとなく水割り。」

当時、20代後半。今嫁は「やべーな…。」と思ったらしいです(*´Д`)

 

さて、そんな季節の変わり目。

社労士試験の本場から2週間たって、これからの方向性を決めましたのでそのお話しです。

 

試験が終わったらなにしてた?

試験当時から振り返ります。

心身ともにボロボロ、というか疲労困憊の状態で帰宅。

帰宅後、妻からの質問「試験、どうだった?」

(そりゃ気になるわな。)

「う~ん…。たぶん不合格。家事とか色々しわ寄せちゃったのにごめんね。」

「そっか、仕方ないよ。結果が出るまではわからないしね。」

「ありがと。少し休むね。」

たぶん、こんな感じだったと思います。

 

その後、大手予備校の解答速報をもとに自己採点。

ブログをアップ。

もしかしたら…という思いもあったのですがやはりダメだったな

という思いで就寝。

 

それから勉強をしなくて良いのに、変わらず3時半起床してました(笑)

何をするでもなく読書したり、見れてなかった映画などを見たりの…本当にのんびりした時間を過ごしてました。

 

そして、試験が終わったら真っ先にやろう!と思ってたことに着手。

それは「試験問題やテキストの片づけ」です。

2018年頃からあれこれ検定を受け続けた結果、結構な状態になっていました。

結果いかんに関わらず、処分しようと決めていたので古紙として廃棄することにしました。

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社労士試験だけでこの量です(笑)

ま~…自分頑張ったよ(*'▽')

 

再受験の検討

資料などを片づけて、気持ちの整理がある程度つき考えなくてはいけないことがあります。

それは「再受験するか?」です。

各予備校の試験の講評、同じ社労士試験の受験生のあれこれを見ていて気付いたこと感じたのは「再受験を断念する人の多さ」です。

私なりの受け取り方になるのですが、今年の社労士試験は「従来の試験対策(方法・思考、取り組み方)では合格ラインにの達しにくい」というものでした。

従来の試験対策はテキストを読み込み、過去問を90%以上の精度で解き、予備校が発信する答練・模試を完璧に解ききれるまでするという感じなのですが、これだけだと各科目の合格ライン(4/7点)はいけるかもだけどそこから先は…という感じです。

というのも、やはりテキストに載っていないことが多く、載っていても実践レベルで使いこなせる資質を試験委員は問うているのかなと思います。

 

例年であれば、「あれ?これどっかで見たな~」ということが多く、勉強不足だった!来年はもっと頑張ろう!

という気持ちにもなるのですが、どの予備校のテキストにも掲載されていない様な問題がどれだけ出題されるか?分からないというのは断念しても仕方ないかな…と思います。

 

それでも前へ

はい、で、私はどうするのか?

なんですが、再受験します。

根本的に負けず嫌いなんですよね(笑)

また、勝ち負け以上に充実感を得られたのが一番の要因です。

 

確かにしんどい試験ではありますし、対策も難しいんでしょうけど、愚直に積み重なれば必ず報われると信じています。

今回の不合格の結果を真っ直ぐ受け止めて『再始動』します。

 

具体的な方向性とかも書こうと思っていたのですが、長くなったの続きは次回に。

 

『虎の子』の年金

皆さん、こんにちわ♪

社労士試験の受験から早一週間…。

軽めの傷心中で、早起きしなくてもいいのに4時とかに起床するもんだから生活リズムがふわふわしてる大福です。

 

さて、しょぼ~ん(´・ω・`)としてても時間がもったいないので、軽めの記事を書きます(笑)

 

今回のお題は年金の受け取り方法です。

 

老後の三大課題と解決方法

私自身、シニアライフ・リタイアメントプランニングなどに興味がありあれこれ書籍などを読んだ結果として、老後の三大課題は集約して三つだな…という結論に至っています。

①お金 ②健康 ③孤独

そしてこれらを一気に解決する方法が一つあります。

それは『働き続ける』ということです。

 

働けば①お金を得られ②健康も維持でき③人とのつながりから孤独が解消できるというシンプルな図式です。

 

「働けなくなったら年金を受け取る」という考え

現行法では65才から年金を受け取り始め、それが生活費のベースになる

というのがオーソドックスなライフプランです。

ただ

私自身はこのライフプランの組み方自体があまり好みではありません。

 私はあれこれ学習して、老後の三大課題の解消、何より働くのが好きなのもあるので『働けなくなったら年金を受け取ろう』と決めています。

 

そして、長く働き続けるためにはどうしたら良いか?の逆算でランニングやリカレント教育に取り組んでいるという感じです。

 

「遅くもらったら損するよ?」への反論

と、書くと「年金を遅くもらうの?長生きしないと損するよ?」という声が聞こえてきそうですがこれには真っ向から猛反論です。

確かに現役時代に給与から控除されていた保険料分を受け取らなかったら損!

というの一つの解釈なんですが、受け取る年金の財源は「今働いている人たち」からの仕送りです。また、半分は税金です。

めちゃくちゃ乱暴な言い方をすれば、年金を受け取る人が増えればそれだけ財政はひっ迫するだろうし、下手すれば支えるために消費税等が増税される可能性もあります。

自分たちだけ得すりゃ良いや♪の視点や感覚の人が増えると、巡り巡って自分の年金が減額になるとか、現役世代の負担が増えるかもな…という認識は持つべきだと考えています。

 

「一時金」で年金を受け取るという選択肢

長く働き続けた場合、生活の基礎になる年金が「虎の子・奥の手」にすることができます。

結論から先に言うと、「年金を一時金で受け取る!」という選択肢が増えるということです。

年金の受け取り方法は…

①65才から年金を受け取る

②受け取りを遅らせて増額して受け取る(繰り下げ受給)

の2パターンが良く知られていると思います。

忘れがちなんですが、実はもう一パターンあります。

③一時金で受け取る

図にすると以下の様な感じ。

 

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③の選択肢を増えることで「いざとなったら年金を一時金として受け取れる」という精神的な安定にも繋がるように考えています。

「虎の子の年金」よろしければ選択肢の一つに加えて頂ければと思います!

2021年社会保険労務士試験、お疲れ様でした♪

皆さんこんばんは♪大福です。

 

本日、8/22は53回社会保険労務士の試験でした。

 

さすがに試験終わりでお疲れモードなので、軽めに書きます(笑)

 

まず、結論から言うと99%不合格です(*'▽')

先ほど大手予備校から模範解答が公開されていので自己採点をしてみました。

結果は以下の通り。

 

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青色が基準点をクリアしているものです

(参考に前回受験分との比較をのせました。)

選択式については、3科目が基準割れ。

択一式については、総合計の点数不足です。

(概ね45点前後が合格ラインです。)

 

前回と比較してそれなりに点数アップしましたが、やはり択一式の40点の壁は厚かったですし、ある意味読み通りの結果となりました。

合格基準まで、あと7点としたら一科目一点ずつ…という単純計算なのですがかなり難しいだろうな…というのが本音です。

近年、軟化傾向にあるといわれる社労士試験ですが、相当に時間をかけた年金科目(健康保険・厚生年金・国民年金)でこんなに歯が立たないとは思いませんでした(笑)

 

そして鬼門の一般常識(社会保険労務管理)。

いずれも初めて見る問題・論点でした。

 

仮に来年、択一式の基準点をクリアしたとしても、選択式の一般常識が同じ結果になる可能性も十分にあり、リトライを躊躇してしまう大きな要因になりそうです。

 

とりあえず、今の体力で書けるのここまです(笑)

取り急ぎの報告をつらつらと書き、体力回復しましたら続きを書きたいと思います!

 

最後になりましたが、今日の社労士試験の受験生の皆さま!本当にお疲れ様でした('ω')ノ

社労士試験まで2週間、心境をつらつらと

皆さんこんにちは。大福です。

 

8月22日(日)の社労士試験まで残り2週間を切りました。

ブログの良いところの一つに過去の自分を見返せる、というのがあると思います。

主張?するのもなんだかなぁ~と考え受験については書き控えていたのですがせっかくなので思い出になればとつらつらと書いてみたいと思います!

 

 

現状の合格率は2割~3割

まず、自己評価です。

謙遜でもなんでもなく、現時点での合格率はせいぜい2割程度。

体調や相性が良くても3割程度がせいぜいだろうなと俯瞰しています。

ま~合格率が6%前後なので高い!と思われる方もいるかもしれませんが現時点では択一70点中40点がとれる点数の限界だと思っています。

合格ラインが近年45前後なのでまず届きません。

(選択式は運の要素も強いため今回は省きます。)

 

ただ不思議と焦りはないんですよね。

感覚的なものなんですが、もうちょっと先のステージに辿り着けそうな予感があってそのためには焦らず一つずつ行こう!今を楽しもう♪という心境です。

 

こういう心境にいたれたの良くも悪くも新型コロナの影響です。

次節からはコロナのこと、不安に思っていることなどを触れたいと思います。

 

コロナ感染への不安

受験に向けて一番の不安はやはりコロナへの感染です。

これは私自身の感染もそうですが、家族・職場などの濃厚接触者への該当も含みます。

残り2週間のため、感染した場合や濃厚接触者に該当する場合は「自粛するように」というお知らせがありましたので強硬することはできるんでしょうけど…といった感じです。

 

発熱への不安

試験会場では体温測定がなされます

発熱の状態によっては受験禁止の措置が取られる可能性が明示されています。

コロナワクチン接種以外で発熱したことは無いのですが、やはり不安です。

 

懲戒処分の不安

昨年は上長などとも相談し、受験を断念しました。

まだコロナや受験会場の状況など未知数の部分も多く、ワクチン接種もできてませんでした。

今回に関してはコロナワクチン接種済みですし、試験会場の対策もばっちりでしょうからという「自己判断」です。

本来でしたら禁止事項のため受験をしたことが発覚し感染した場合は、最悪の場合は『懲戒解雇』となる可能性も十分あります。

けど、キリも無いですし肚をくくっていったろうとちょっと覚悟を決めました。

 

ロックダウンの不安

何気にこれが一番の不安材料です。

昨日、東京都は4,515人と過去二番目の感染者数を記録しました。

(昨年の今頃は一日平均100人前後)

有識者の中には8月末には感染者数が一万人を超えると予測している人もいます。

仮に予測を上回りまくって一日10万人感染とかでも試験は実施されると思います。

 

ただ、知事会などが提言するロックダウンが実現したら少し話しが違ってきます。

諸外国のように公共交通機関を止めるとかされたら物理的に終わりです(笑)

 

昨年、安部前首相は「ロックダウンは法律的に不可能」と宣言しています。

がしかしです。

3.11震災の時に私はお台場にいたのですが、震災直後に電車等のインフラが30分もしないうちに全停止した記憶が蘇っちゃうんですよね。

「国家権力って…凄いな。一瞬であれこれ止めれるんだ。」

と、ちょっとした怖さ見たいものを感じました。

 

とはいえ受験しますけどね(笑)

とりとめも無く書きましたが、受験はします。

シンプルにこんなえげつない状況は一生の内でも今だけだ!

というのが一番の理由です。

冷静に考えれば、不安材料しかないですよ?

けど、まぁ…どれもこれも自力ではどうしようも無いことばかりです。

 

有事の際にはその時に考える。

諦めるしか道が無いならスパッと諦める。

命さえ失わなければ、諦めなければ道はいくらでもある。

だからこそ残り2週間、できることを一つずつ積み重ねていきたいと思います(*'▽')

 

 そして、しばらく受験専念のため記事の更新をお休みさせていただきます。

雇用保険料率の引き上げのお話し

こんにちわ♪大福です。

やはりというか必然というか…雇用保険料率の引き上げの検討に入りました。

 

雇用保険料引き上げ検討、厚労省 財源逼迫、雇調金支給4兆円超え(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

今日はコチラのニュースについてのお話しです。

 

家計への負担はそれほど大きくない

まず皆さんが一番不安に思う部分。

それはどれくらい負担が増えるのか?ということだと思います。

 

まぁ…材料もそろわない段階で安易に言えることではないのですが…

○万円単位で増額になる!ということは…まずありません!

そこはご安心ください。

 

というのも雇用保険料って低額なんです。

他の公的保険と比較すると次のような感じです。

給与 × 厚生年金:約9% 健康保険:5% 雇用保険料 0.3%

仮に20万円の給与とするなら

厚生年金:1.8万円 健康保険料:1万円 雇用保険料:600円

 

厚労省の資料を見ると、過去最高は昭和22年の1.1%なのでそれでも1,100円です。

仮に同水準まで引き上げたとしても、月500円・年で6,000円は決して少なくない負担ではありますが、許容範囲かな?と思います。

 

中・長期的な視点では不安材料あり…?

短期的にはそれほど大きな負担にはならなさそう。

とはいえ、中・長期的にはどうか?というと安心♪ではない色々があります。

 

まずは、失業手当を受け取る人の増加。

コロナの影響が長引き終息が見えなければ、失業手当の受給者数は当然増えます。

2001年頃ですが、積立金が底をつきかけたことがあります。

 

次に雇用調整金の増加。

雇用保険料の引き上げのきっかけになったものです。

支出が4兆円と記事にありますが、平成30年度の積立残高が約5兆円なので8割減です(笑)

つまり同規模の支出はもう無理!なわけで…

 

そして心配なのは育児休業給付金。

あまり知られていないかもしれませんが、育児休業中に受け取る給付金。

あれ、実は雇用保険が財源なんです。

雇用の継続を支えるぜ!という趣旨で、育休と介護、再雇用の給与低下を支える3つの給付金制度があります。

「ちょっと財源が厳しいので、育休の給付金はお支払いできません」

は通りませんし、今後あれこれ充実される予定もあるようなので…

状況によっては…雇用保険からの独立とか抜本的なことが起こったりしてなんて勝手に妄想を膨らませています(*'▽')

 

一番心配なのはやはり会社

このニュースを見て、個人的に率直に思ったことは

「もう、そろそろ無理だろう…」

です。

 

近年、働き方改革がガシガシ進んでいます。

その趣旨や思いには賛同できる部分はたくさんあります。

 

が、しかしです。

 

具体的にどうする?の部分は丸投げなんですよね。

感じとして。

 

・定年は70才まで

・アルバイトスタッフも社保に加入してください

・アルバイトスタッフにも賞与を支給しましょう

・有給は年5日義務です

最低賃金は30円位上げます

・男性も育休をたくさん取得しましょう

 

かなり乱暴な書き方ですが要約すると、この数年でおこった出来事です。

コロナ禍でなくてもきつい施策なのに、正直これ以上は持ちませんよ?

老齢厚生年金の受取額の最大は?

こんにちわ。

 

馬鹿みたいに熱いですが、体調は崩してませんか?

私は冷風扇を購入して乗り切れるか自分で人体実験中です(笑)

 

今のところ、外気温35℃でも割と快適に過ごせてますし、耐えられなくなったら水を浴びるのみです('ω')

 

さて、本日は老齢厚生年金のお話しです。

 

ふとした疑問。老齢厚生年金の受取額の上限はあるのか?

社労士受験生として日々精進中です。

特に社会保険科目は点数的にもウェイトとして大きいので、重点的にウロウロしています。

そして、ある日ふとした疑問が…。

それは『老齢厚生年金の受取額の最大ってあったっけ?』というもの。

 

老齢基礎年金には上限があります

あれこれ公的年金はありますが、基本的には上限があります。

例えば老齢基礎年金は「フルペンション減額方式」といって満額から未納・免除された期間を減額していく方式です。

現行法では40年・480か月加入で満額で、それ以上の期間加入してても満額を超えることはありません。

労災や育休の給付金などもカタチは違えど年齢別などの上限が設けられています。

 

老齢厚生年金の受取額に上限はありません!

条文やテキストなどを調べて分かったこととしては、老齢厚生年金の受取額に上限はありませんでした。

これは結構盲点?で現役時代の収入に応じて年金も高額になるということになります。

 

老齢厚生年金の計算方法は?

■老齢厚生年金の計算方法(日本年金機構)

詳細はURLを参照して頂きたいのですが…理解追い付きますか(笑)?

想像通り、非常にややこしいですよね('ω')

 

というわけで、細かいことあれこれ抜きで超ざっくり一言でいうと

生涯年収 × 0.5% = 老齢厚生年金の概算額

以上です。

え( ゚Д゚)そんなに簡単なん?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、感じとしてはこれでOKです。

 

生涯年収別でみると

1億…50万円

2億…100万円

3億…150万円

これに老齢基礎年金の約80万円弱を足すと老後受給できる年金額のおおよその目安がわかります。

 

上限ないけど上限がある

はい、ではでは上場企業の役員などは生涯年収が100億行く人もいます。

じゃ…上の計算式に当てはめると単純に5,000万円の年金がもらえるの??

という声が聞こえてきそうですけど、そうはなりません。

厚生年金の保険料には一定の上限が設定されています。

65万円/給与 150万円/賞与

また、うまいこと考えているもので、賞与は年3回までという制約があります。

仮に賞与を年4回以上支給した場合は、それは給与扱いになります。

なので、理論上の上限は年収1,230万円(65万×12か月+150万×賞与)となります。

 

老齢厚生年金の最大額は約270万円!

では、具体的な計算をしてみます。

年収1,230万円を中卒16才から60才まで44年受け取ったとします。

その場合、生涯年収は54,120万円となります。つまり5.4億です。

これにざっくり公式(×0.5%)に当てはめると…

2,706,000円という結果が導き出されます。

老齢年金を約80万円足すと350万円。月換算で約29万円となります。

 

いかがだったでしょうか?

本来は細かい計算や考え方が必要なんでしょうが、感じとしては悪くないと思います。

生涯年収 × 0.5% = 老齢厚生年金の概算額

 

よろしければご活用ください♪

 

 

 

 

最低賃金プラス28円

こんにちわ。大福です。

 

オリンピックカレンダーの影響で給与支給日は早いし、対応の日数は馬鹿みたいに少ないしでバタバタの一週間でした。

 

さて、本日は最低賃金の議論のお話しです。

 

 

最低賃金プラス28円で決着か?

最低賃金増で異例の採決 反対も - Yahoo!ニュース

コロナ禍で上場企業でさえ債務超過に陥っています。

また、感染抑制の要であるワクチンの接種も遅れつつあります。

 

その様な状況もあり、昨年に続きアップは厳しいだろうな…

上げれても5円程度かな~…なんて思ってたのですが意外する方向に進んでます。

 

まぁ~…いわゆる雇う側からしたら狂気の沙汰ではない!

などなど異論・反論が相次いでますが、強行採決でまとまりそうな勢いです。

 

背景になにがあるのか?

やはり諸外国が軒並み上げている、というのは大きいと考えます。

「海外は上げた」と最賃引き上げ促す政府 議論大詰め:朝日新聞デジタル

 

また、日本独自の風土としては「働き方改革」の同一労働同一賃金を推し進めているというのもあるのかな?と思います。

 

フリーターには追い風

なんやかんやありますが、やはりアルバイト収入で生活をしているフリーターや学生には追い風です。

月100時間で2,800円のアップですから、数日分の食費にはなります。

 

扶養内勤務には逆風

本日のメインテーマです。

私は最低賃金プラス28円と聞いたとき、感覚的には「色々やばくないか?」というものでした。

まず、会社側です。

もちろん人件費が上昇する、というのももちろんですが、やはり社会保険料の負担も増えます。

仮に週20時間・月4.3週働いている方がいるとした場合、現状の雇用契約で時給がプラス28円・つまり1,041円となった場合、社会保険(厚生年金・健康保険)へ強制加入となります。

協会けんぽの場合、ざっくり12,000円の保険料ですがこれは事業主の負担が増えることを意味します。

まぁ…ここまでは大抵予想がつくのですが、実務的にシミュレーションするとこれは想像以上にしんどい状況を産みます。

例えば私であれば、雇用契約書などを見て「最低賃金が上がるので、社会保険に加入となりますが大丈夫ですか?」とご案内を差し上げます。

先ほどの12,000円ですが、従業員も同額負担することになり家計への影響も大きいからです。

仮にご案内なく、ある日突然保険証が届いたら「え?頼んでませんけど?」となるのは必定だからです。

ベストは個別の案内ですけど、最低でも全体への案内は必須になると思います。

 

次にスタッフ側です。

最も検討をしなくてはいけないのは、やはり扶養内勤務をされている方達です。

501人以上の会社の場合、週20時間以上・月収8.8万円以上などのルールを満たすと社会保険へ強制加入となります。

シンプルに手取りが減る、ということになります。

では、対応はどうすればいいのか?

シンプルな方法では、週の労働時間を20時間未満にするという方法があります。

仮に時給が2,000円になろうと現行法ではクリアされます。

 

ただ…この場合、とあるものを諦めなくてはいけません。

それは『雇用保険』です。

つまり、育児休職や失業手当を受け取る権利が無くなる可能性があるのです。

もっと直接的な言い方をすれば、これまでの雇用保険料は全て掛け捨てになるということになります。

 

ここまでを図にまとめると次の様な感じになります。

※現状と対策しない場合・した場合の比較を簡単にまとめてみました。

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なんとかしてほしい「雇用保険」の維持

個人的には最低賃金のアップは歓迎です。

ただ、それは不利益になる可能性も考慮すべきだと思います。

(議事録とか見ていないんですけど)

時給を上げてあれこれ解決する!

みたいな論調はちょっと違うんじゃないかな?と感じちゃうんですよね。

社会保障っての目に見えない安心感を与えます。

仮に雇用保険でカバーされる、失業、育児・介護などの各種給付金に助けられている人は多くいるわけで…

 

なので

例えば

 

雇用保険の加入ルールを見直して、週20時間から週8時間とか?時間のルールを撤廃するとか?

脱退しなくても良いような、加入者としての資格を維持してもらえんもんかな…と小声で訴えいところです。