【本日のお話し】
同一労働・同一賃金に施工にあたり、良からぬニュースがちらほらと。
本日はこの話をしたいと思います。
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2020年「正社員の年収激減」の恐怖 賃下げの意外なターゲットとは (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン
こちらの記事にもある様に
非正規 と 正規社員 の働きが同じなら
待遇格差を無くしましょうね。
という趣旨の施策です。
ざっくりいうと…
【①現状】
太郎さん(正社員) 給与300万円 + 賞与 200万円
Aさん(アルバイト) 給与200万円(賞与無し)
Bさん(アルバイト) 給与150万円(賞与無し)
Cさん(アルバイト) 給与100万円(賞与無し)
太郎さんはそこそこの仕事。
アルバイトの皆は同じ仕事、同じ位の成果を出している。
太郎さんよりもむしろスペックが高い位。
↓
【②同一賃金・同一労働!】
太郎さん(正社員) 給与400万円 + 賞与 200万円
Aさん(アルバイト) 給与200万円 + 賞与 100万円
Bさん(アルバイト) 給与150万円 + 賞与 75万円
Cさん(アルバイト) 給与100万円 + 賞与 50万円
賞与を支給していないのであれば、合理的な理由が無ければ支給せい!
的な感じだと思うんですよね。
厚労省が目指す姿は、上記のイメージだと思うんですが
が、しかしですよ?
そうなると思いますか???
例えば、上記の例で言うとアルバイトさん分の賞与のお金はどこから持ってくるんでしょうか?
上の例で言うと、225万円。
なので、現実的な線は次の通りかなと…。
【③同一労働・同一賃金】
太郎さん(正社員) 給与250万円 + 賞与 50万円
Aさん(アルバイト) 給与200万円 + 賞与 100万円
Bさん(アルバイト) 給与150万円 + 賞与 75万円
Cさん(アルバイト) 給与100万円 + 賞与 50万円
そう、そこそこの正社員を削るって方法です。
いや、無いと思うでしょう?違法っぽいですよね?
しかし、これ、マジで、現実的に起こりえます。
コチラをご覧ください。
「労使の合意なく正社員の待遇を引き下げることは望ましい対応とは言えない」
逆に言えば、
「致し方ない状況…。労使の合意があるなら、引き下げOK!」
ってことですよ?
他、コチラにもある様に、補強するような判決もちらほら出ています。
でも、私は個人的には同一労働・同一賃金は賛成です。
プロスポーツ選手はリアルな同一労働・同一賃金でしょ?
成績を出し、人気があれば年俸が上がる!
凄いシンプルですけど、これこそ報酬・賃金の基本スタンスなのかな?
と思うのです。
だからこそ、今こそ評価体系の見直しが必要な時期なのかなと思います。
例えば、国家資格の〇〇を持っていたら▲▼円加算。
他にも「家族手当」「勤続手当」などなど…。
賃金の見直しなんてなかなかできる機会はありません。
そう、捉えるととても良い施策・キッカケだと思います。
【まとめ】
こういった問題にも取り組めるよう、修行あるのみです!