【本日のお話し】
「社長から、労務なんて最低限出来てれば、適当でいいだろう?なんで改善しなくっちゃいけないんだ?その理由は?」と言われました。
私、明確に回答できませんでした。
大福さんならどう答えますか?
知人からこの様なお話しを頂きました。
今日はそのお話しを。
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労務管理はなぜ大切なのか?
回答は千差万別、100%の答えは無いと思います。
あったとしても一つではないし、状況によりけり何でないかな?
と思います。
ただ、
自分なりにで良いので、軸として答えを持つのが良いと考えます。
では、大福の軸はというと…
「自社が労務管理ができていないことが問題ではない、他社ができていることが課題」
大前提として、法人は法令順守が必須です。
法人は個人では実現しえない、多額の金銭・人員を獲得することができます。
企業によっては、自治体の予算規模を超えることもあります。
多額の金銭・人員はともすれば悪用され、被害者を産むこともあり得ます。
なので、法人は誠実に業務を遂行する義務があり、そのために法律で一定の規制を強いていると考えています。
労務管理を半ば放棄している経営者はこのコンプライアンスの感覚が希薄がな人が多く、そこで働くスタッフは徐々に疲弊していくように思います。
そして、正常な判断能力・感覚を持ち合わせている人は、コンプライアンスが順守されていない以上に、会社の不誠実さに辟易して退職をし、より魅力的な他社へ流れていくように感じています。
つまり
①労務管理が杜撰
②労務管理ができている
この2つの会社が有ったら、どっちで働きたい?
と聞いたら、たぶん100人中90人は②で働きたいと回答する思います。
これは少し悲しい話ですが、数字・利益にあらわれにくい労務管理はおざなりにされる傾向があります。
私が勤めている病院、広く医療現場の労務管理は…正直ずさんそのものです。
そういう場面にたびたび出くわしています。
理由は色々あるんでしょうけど、結果として離職率も比較的高く・定着率も低いです。
労務をしっかりすれば解決する!とまでは言いません。
けど、会社の根っこの部分は労務管理でない?と色々な経験を積めば積むほど思うんですよね。
【まとめ】
言葉に重みをもたせる意味でも是が非でも社労士試験を合格しなくては…。