【本日のお話し】
兼業・副業の労働時間は自己申告で 未来投資会議、時間管理の考え方まとめる(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
う~ん…
今日はこのニュースを受けて、お話しを。
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国は副業・兼業を推し進めています。
働き方改革で、残業規制を強化し余剰な時間が産まれ、それを副業に活かす。
パラレルキャリア、経済の好循環…などそのメリットが謳われています。
私自身は健康に害が無ければ、副業自体は賛成です。
ただ、現行の社会保険制度はTHE昭和スタイル(終身雇用等)のため、色々な弊害があります。
例えば、労災保険。
会社でケガをした場合、込々で現在の給与の約80%が補償されます。
副業で問題になるのは、働いているところ全部が通算されないということがあります。
例えば
①メインの会社 30万円
②コンビニのバイト 10万円
③ラーメン屋のバイト 5万円
④本屋さんのバイト 3万円
⑤妻の実家の和菓子屋のバイト 2万円
と5か所・月50万円の収入があったとします。
現行ではケガをしたところの給与で算定します。
①でケガをしたら24万円。
⑤でケガをしたら1.6万円。
こんなんじゃ、安心して副業できないじゃん?
ということで改正の予定です。
で、労災に関わらず賃金、健康管理等の中核を成すのがやはり「労働時間」であるのは間違いありません。
それを「自己申告制」?
つまり自己責任ってことですか?
働き方改革の契機は長時間労働の是正と、諸外国に後れを取る生産性・効率の向上です。
もし、私が首相であれば総労働時間の報告を会社に義務付けます。
そして虚偽・粉飾等の申告をした法人に対しては刑事罰にて処罰します。
多少行き過ぎかも知れませんが、労使関係は決して対等ではありません。
経営者が持つ権限等は強く、いかに法律で規制しても一労働者が太刀打ちできるものではありません。
ならばなおさら、国は警察を介入させるくらいの気概でもって牽制しないと…
とんでもねー死者(過労死)がでるように思うんですよね…?
【まとめ】
ちなみい大福がやりたい副業は…
「社労士マスターがいる、小粋なバー」です(・ω・)ノ