【本日のお話し】
京アニ死亡社員に労災認定 遺族に補償支給 京都労働局 (写真=共同) :日本経済新聞
労務担当者として思うことを。
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私は事件・事故やニュースなどが起こった時、『もし、自分だったらどうだろう?』ということを想像します。
京アニ放火事件が起こった後、まず冷静に労災事故であるという知見を持っていたことが分かります。
何よりも遺族への補償等を念頭においていたことも分かります。
そしてここから…
まず、申請すべき項目の洗い出し。
今回の労災(遺族補償年金)、遺族厚生年金・遺族基礎年金、健康保険、退職金等々…。
次に申請に必要な情報の整理と入手。
亡くなられた方の賃金台帳をはじめとした基礎情報・家族情報の整理。
死亡診断書の入手などもあります。
そう、一つ一つの申告は亡くなられた方、ご遺族と向き合う事に繋がります。
私は死亡退職の経験は5件ほどしかありません。
1件1件、家族と向き合うのは本当にしんどかったのを覚えています。
それを38名分…。
担当された方の心労も相当なものだろうなと思います。
ただ、支給まで4か月余り。
これは本当に敬服、尊敬にあたります。
私にも同じように動けたか?
それは正直分かりませんが、一つだけ言えること。
死亡に関する対応を一気通貫に行えるだけの知識はまだまだ十分ではない
でも、気概だけは誰にも負けたくない。
ということです。
そのために私は一つずつで良いので、意識をして知見を広め、深めることに尽きるのかな?と考えています。