こんにちわ♪大福です。
6月、ということで固定資産税のお知らせが届きました。
私が住んでるマンションは妻が独身の時にローンを組んだ物件。
当然、名義人である妻に固定資産税が届いたので…
「固定資産税の通知、届いたよ」
「そうなんだ。…で?」
「えっと、俺が払っていいの?」
「ダメな理由は?…無いよね?」
はい、というわけで今日のお話し行ってみましょう。
今日はコロナワクチンのお話し。
私が想定した以上のペースで進んでるワクチン接種。
なぜ、想定以上と言っているのか?
それは接種のあれこれのハードル・条件が高いからです。
比較としてわかりやすいところで、季節性インフルエンザを引き合いにだしてみたいと思います。
①〇人前
インフルエンザワクチンは2人分。
コロナワクチンは…6人分です。
次の話にもつながるのですが、予約キャンセルなどの場合に5人分を捨てざるを得ない状況が生まれやすいです。
インフルエンザワクチンの場合は1人分で済むので、廃棄量が増えてしまう要因になっています。
②期限
コロナワクチンはマイナス75℃の特殊な冷凍庫に保管されています。
これを解凍して薄めて使うのですが、解凍後6時間以内に使用する必要があります。
余った分については冷蔵保管・再使用はNGとなっています。
仮に朝8時に解凍したとしたら、せいぜい午後3時くらいまでがリミットとなります。
なので、30人の予約が入っていて、25人しか来なかった場合5人分をどうするか?ということになります…。
③手間
インフルエンザワクチンはビンに入っているものを注射にちゅっと吸えば準備完了。
コロナワクチンは解凍して瓶を振って、生理食塩水で希釈して振って…と準備に結構な手間がかかります。
そのため、インフルエンザワクチンと違い当日の対応というのが難しく事前に予約を頂いているという現状です。
非常にざっくりですが、現場としては「6人単位で予約受付し、当日は人数分を用意する。そして当日中に使い切る!」というオペレーションです。
自治体などから『絶対に廃棄するな!』と言われていますが、『どうやって廃棄しないか?接種を希望する人の探し方など』については現場に丸投げの状況です。
しかも「配布した接種券を持っている方」という制約付きです。
駅前で高齢者に「接種券持ってますか?」と聞くわけにもいきません。
さらに制度上のハードルや懸念があります。
①「接種券ルール」
「接種券」が順次送付されていますが、住民票のある自治体でしか有効ではないです。
より厳密には「住所地外接種届」を取得すれば接種は可能です。
スマホでしたら数分でゲットできるのですが、高齢者の場合は紙での申請が多くさらに日数がかかります。
ワクチン接種を加速するため、この「接種券ルール」を撤廃し、後から回収すればOKとする方向が提示されてきてますが回収できない場合については触れられていないようです。
②「かかりつけ医ルール」
接種後30分程度で、アナフィラキシーショックなどが出る可能性があるため「かかりつけの患者さん」でないとお断りする可能性があります。
病院としては、一見さんがいらっしゃってワクチン接種後に重篤なショック症状が発現した際の判断が難しいというのがあるためです。
③2度目の接種
やはりこれが一番の不安材料です。
来院し予約…一度目と二度目の予約日を確定。
書面でお知らせ。
→なぜかロビーにいる。お話しを聞いてみると
「あれ?今日接種できるんじゃないの?」
というリアクションの方もいました。
インフルエンザワクチンと同じ様に捉えらえている方が多いのと、やはり認知機能のあれこれで失念、一回接種で終わりとしてしまう人がいるんでないか?というのは不安です。
最もシンプルなルールとしては、予約無しでガンガン打つ方法です。
一般の方にしてみたら、何で予約?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
大前提にあるのはやはり「廃棄リスク」と「待機場所」とアナフィラキシーショックが出た場合の対応をする「医師・看護師の確保」が必須です。
少なくとも廃棄リスクを無視して良いなら…接種が加速するのかな?とは思います。
がしかしです。
実はのんびりできない最大の制約があります。
それはワクチンの保管期限です。
一般的には知られていないようですが、極低温状態でのワクチンの保管期限は約半年とされています。
つまり、政府が確保した2億数千万本のワクチンは今年中位に使い切らいないと廃棄せざるを得ない状況に追い込まれます。
そして、明らかにされていないのが「薬価」つまり1人前何円か?というのが私たちも知らないのです。
推定で4,000円~5,000円程度と踏んでいますが、報道などで「1,000人分を廃棄」とはしていますが、「1,000人分を廃棄・500万円相当」と報道しない・できないのはそういった理由があるのかな?と勝手に考えています。
いずれにせよ、これから予約・接種される方は予約した日に必ず行く!ということを守って頂ければ幸いです。