こんにちわ♪大福です。
やけ気味に、妻名義の固定資産・年額分をナナコで支払いました(笑)
税金など期限が決まっているものは、さっさと片づけるに限ります。
さて、先日知人から相談を受けたお話しです。
『大福さん、社会保険(厚生年金・健康保険)の加入って選択できるんでしたっけ?』
「いや、ルールを満たせば強制加入だよ」
『ですよね~…』
『実は中途入社した会社は任意なんですね?』
「え?…いや、どういうこと?」
『つまり、国保か厚生年金か?好きな方を選べるよってことなんです。』
『代表が、「社会保険の負担は労使ともに大きいし、より低額な方を選んだ方がスタッフのためだろう」的な発想なんです。』
「20万円前後が厚生年金1.7万だからそこをラインにしてるってこと?」
『そんな感じです。仮に給与30万円としたら、厚生年金は1万円/月位浮くんですよね?妊娠したら出産手当金狙いで加入するとかそんな感じです。』
『「ウチは希望すれば、アルバイトでも加入できる!」と福利厚生的な位置づけです。加入・喪失は自由自在で歴代ず~っとそんな感じで悩んでます。』
『かなりワンマンなんで、最悪責任だけ自分にべったりされそうで、怖いです。どうするのが良いですかね?』
いやはや、重い(笑)
感想としては、企業風土・文化って怖いなというところでしょうか?
いわゆる同調圧力、というやつです。
私だったら、どうするかな~?
と考えたのですが、知人の代表と会ってませんし空気感・温度感もありますし、判断材料が不足してるのでプランを組み立てるのは難しいです。
ただ、このまま放置してていいか?というとそれも良くない。
なぜなら、社会保険料の支払いで業績が悪化、最悪は倒産するからです。
例えば10人が未加入・給与は30万円とします。
その場合、ひと月当たりの厚生年金・健康保険料は約8.5万円。10人で85万円。
遡っての加入は最長2年のため…2,040万円です。
まずは会社が支払い、スタッフ分1,020万円・一人102万円の支払いについては年金事務所などはノータッチです。
スタッフ側からしたらあれこれ最悪です。
まず、厚生年金・健康保険料の支払いが約100万円。国民年金の返還請求。そして厄介極まりない、医療費の返還請求。。。
少なくとも私なら会社の落ち度であるので、保険料の支払いは拒否します(笑)
仮に全員が遡及払いに反対、あるいは退職してしまった場合は会社は丸ごと2,040万円の負担を負うことになります。
てな、感じのお話を知人にして、私からの提案。
対応は三つ。
①状況の確認
未加入者の選定。上記の様な保険料の発生時の最大値を計算。
②上司への報告・相談
①を足掛かりに。
③レポートの作成・署名
現在の方法を維持するにしても、遡及して加入でも報告・相談の経過を残す。
責任の所在を明確にする。
役員の署名・日付をもらえればベスト。
もらえなけければ「署名を拒否」と記載しクローズ。
非常にざっくりですが、以上のプランを提示しました。
役職者が判断するにしても、材料がないとできませんからね。
そしてリスクを把握してもらえれば、その時点で責任は役職者に帰結するはずです。
一介のスタッフとしてできるベストを尽くして、あとは役職者の判断に任せる。
そのプロセスで荷物を降ろしてもらえれば大丈夫だよ、フォローはいつでもするからね?でとりあえずはクローズです。
善戦を期待します!