前回の続きです!
「高額療養費」
というのは非常にややこしいのですが、ポイントとなるところを抑えれば大きく損はしません。
ポイントとしては…
①支払いは1日から末日か?
②除外される医療費は?
③70才以上か?70才未満か?
です。
今回は①②についてお話しします。
①支払いは1日から末日か?
前回、「同じ医療費を支払っていても、キャッシュバック・サブスクになる金額が違う」的なことを最後に書きましたが、過去に何度かお問い合わせを頂いたことがあります。
「同じ病院で同じ治療をして、同じ窓口負担なのに」
…1円も帰ってこなかった(*´Д`)
…結構な額が戻ってきた(^^♪
という謎現象ですが、たいていが期間の対象外であることがあげられます。
高額療養費というのは
1か月あたりでいくら医療費を支払った?
という感じで、毎月1日~末日を基準としています。
具体的にイメージ図で解説です。
例題として、窓口負担が30万円だったとします。
給与が26万円前後であれば、窓口負担の上限は57,600円です。
単純計算ですが、242,400円がキャッシュバックされます。
では、この30万円を2ヶ月に分かれて支払ったら?
さらに3ヶ月になったら?
では、基準額以下で6回だったら?
概算ですが、このようにばらければばらける程、戻ってくる医療費は少なくなり最悪は1円も戻ってこず全額が自費負担になります。
(理論上ではありますが)
医療費のャッシュバック最大限受けるであれば末日までにまとめてて支払い翌月に持ち越さない
ということを意識されるのが良いです。
②除外される医療費は?
これが意外に引っかかる人が多く、地味に効くやつです。
代表格で言えば「食事代(一食460円)」「差額ベッド代」です。
他、公的保険の対象外のものや先進医療なども対象外です。
食事・差額ベッド代の一日平均が約5,000円とすると月15万円です。
なので、高額療養費で10万位戻ってくるかな♪
と思ってたら、ほとんどキャッシュバックが無かった…
というケースは何度か遭遇しています。
悲惨だな…と思ったのは食事・差額ベッド代も高額療養費の対象になる
と思って医療保険に加入していなかったというケースです。
CMで入院日額5,000円を保障!
なんていうのはこの対象外の部分をカバーする
という意味を持つ
と考えると、お金の教育・保険の大切さが身に染みるでしょ?
で、ここまででもお腹いっぱいだと思うのですが…
高額療養費の闇(笑)はもっと深いです。
基本事項としてはここまででも十分だと思うのですが、楽しくなってきたので続けたいと思います。
が、少し長くなりそうなので続きは次回で!