大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

コロナが発生しました③

こんにちわ♪大福です。

 

日曜日に記事をアップしようと思っていたのですが、気乗りせずだらけてしまいました。

 

さてさて、先月終盤に勤務先の病院でコロナが発生し一か月近くが経過しました。

一通り収束し落ち着きましたので、今回の記事で締めたいと思います。

 

気乗りしない

原因としては…

やはり給与計算が尋常じゃなく込み入って消耗した

というのが大きかったです。

 

ある程度の予測はしていたのですが、想定以上に大変でした。

コロナに感染、あるいは家族が感染→濃厚接触になる

など色々な理由で出勤できないスタッフのカバーで勤務体制が大きく変わりました。

人員不足もあり、普段は夜勤勤務が無い人が夜勤対応なども発生し給与計算もそれに合わせ一時的・暫定的な対応がとられました。

また、発生日以後に勤務予定になっているのに出勤していないとか本来であれば個別に確認しないといけないことも多発していました。

 

まぁ…なんやかんや長年の経験と勘で乗り切りはしましたが、滅多に出さないNGが多発するだろうな…と割り切ってヘラヘラしながら上長には振込データをトスしました。

 

振り返ってみて消耗したな…ということがもう一点。

それは『オンライン面会』システムの構築です。

コロナ発生に伴い、完全な面会謝絶になったのですが介護認定調査やご家族様の面会などどうしたって顔合わせの面談が必要なケースがあります。

それに対応するため、タブレット2台・LINEを利活用してシステム構築しました。

テスト段階では動画・音声共にクリア!

いけるぜ!と思って本番で思わぬトラブルが…。

それは「耳の遠い患者様」の時に起こりました。

やはり耳が遠いのかタブレットからの音声が聞こえない

との申し出

音量を最大にしたのですが、廊下まで丸聞こえなんですよね(笑)

しかもご家族様・発信側も大声を上げるので、こちらも丸聞こえ(笑)

 

お金の話しとかゴリゴリの個人情報をやりとしていて、フロア中に響いている…。

患者様側にはイヤホンを提案しましたが、なぜか逆に聞こえないとか

結局修正できずじまいでした('ω')

 

また、これも想定外だったのですがオンライン面会に不快感を示される方もちらほら。

「近くまで来てるなら、直接来ないのは失礼だろう!」

的な感じです。

認知機能を患われている方ですと、コロナ禍にあることの認識が全くないケースもあり「オンライン面会とはなんぞや?」から始めるケースも…。

 

とりあえずテストトライで起こったエラーをどう解消するか?

宿題が山積していますが、一つずつ取り組んでいきます!

 

そして、、、もう一つだけ。

これは考えすぎな私らしい憤り・虚しさです。

 

それは『お休みの取り扱いあれこれ』です。

コロナ発生に伴い、やむを得ずお休みとなった方は欠勤扱いとなりました。

つまり給与がマイナスになるよ、ということ。

もちろん有給休暇の申請は無条件で受け付けるという体制でした。

 

逆を言えば、有給休暇が無い人はシンプルに欠勤です。

これに対して「なんとかならんのか?」という意見もちらほら頂きました。

ネットで得た知識なのか、「労働基準法の休業手当」を請求してくる人もいましたが事業主都合ではないので漏れなく却下でした。

特にしんどいのが、濃厚接触に伴う欠勤です。

院内感染なら、労災申請→却下なら傷病手当金というルートがありますがそれ以外となると法律でケアしてくれるものが見当たらない。

 

そして、ちょっと憤りを感じるのは有休消化率の爆上がりです。

私が勤務している病院での有休消化率はざっと6割なのですが、今回の第6波に伴い有給休暇の申請数が増えました。

なので、感覚的には有休消化率は余裕で9割を超えます。

表面的には有休消化率9割なんて、超優良企業でしょうけど実態としては休みたくも無いのに休んでるわけでそれって何?って感じです。

 

加えて、7波への懸念です。

今回の6波でスタッフの有給残数は大きく減少しました。

そのため、例えば3か月後とかに7波が起こったら欠勤だらけになります。

最悪は給与がマイナスになり、(必要な措置とはいえ)士気に大きくかかわりかねません。

 

他にも不安材料・爆弾は色々あるのですが、ちょっと長くなりそうなのでまた別の機会に書いてみたいと思います。