こんばんは。
「在職老齢年金の廃止検討」と政府が検討していることが報道されました。
在職老齢年金とは?
うーん…
個人的には『反対』です。
理由は次の3つ。
①年金制度の意義・意味から逸れる。
②財源
③優先順位そこじゃ無くね?
①年金制度の意義・意味から逸れる。
なんで年金制度はあるんですか?
皆さんはこの問いにどう答えますか?
私は「稼得能力の喪失を補うため」と答えます。
障害を負った、家族を失った、老齢で働けない
など、何らかの理由で稼得能力が低下した人たちを
フォローするために年金制度は存在すると思います。
今回、検討の対象に入った老齢厚生年金も稼得能力の補填と捉えた場合、
稼得能力があるなら停止するというのはとても合理的な制度でフェアだと思います。
それを「就労意欲を削ぐから年金は全額を支給しましょう」では一種矛盾や気持ち悪さを感じます。
②財源
私も知らなかったのですが、支給停止額の総額は1兆円を超えるとのこと。
これは単純に消費税0.5%の税収額に匹敵します。
つまり、今年の10月増加する消費税1/4を年金財源にあてることを意味します。
現在、国の社会補償費は約33兆円。発行される国際(借金)も約33兆円。
今後増回し続ける社会保障費をいかに抑えるか?が喫緊の課題だっつーのに
逆に増やしてどうする?って感じです。
③優先順位そこじゃ無くね?
糖尿病の患者の障害年金打ち切るけど、富裕層の年金は保証する。
最近のニュースを組み合わせると、そういうことになります。
本当に生活に困る人の補償や教育等もっと優先すべき事や
見直すところがあるように思えます。
全体としてバランスが悪いな?という感触が拭えません。
引き続き注視してみていきたいと思います。