【本日のお話し】
ただ今、絶賛「国民年金」のジャングルをうろうろしています。
今日は「対象第三号被保険者機関に係る特例措置」の回。
ご存知ですか(笑)?
知らないっすよね。私も最初なんだこれ?って思ったんですが講義を聞きながら思い出しました!
その内容を踏まえた第三号被保険者のお話を。
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この特例措置は超~ざっくり言うと
「年金の未納期間を記録訂正します♪」
という制度です。
まず、国民年金の種類のお話し。
国民年金は大きく3種類あります。
1号 自営業者(下記2号・3号でない人達)
2号 お勤め人
3号 「2号」の配偶者
この1号とかって何やねん!というと国民年金法の7条1項…に由来するものです。
はい、で本題。
日本は『皆保険』といって、全員が何かの年金(上記の1~3号)に加入しています。
(。´・ω・)ん?
そう、矛盾してますよね。
全員何かの年金に入ってるのに未加入?
原因は種別の変更がなされていないことが原因なんです。
変更あるいは手続きというと(*´Д`)となる人が多いので、
私はON(資格取得・加入)・OFF(資格喪失・脱退)と
ポップな感じで説明しています。
良くある事例でお話しします。
花子さん 31才 現在、正社員で勤務。
結婚を機に退職。
退職後は失業手当を受給し、しばらくゆっくりする予定。
そのため、夫の扶養に入る予定。
この場合、次の様なON・OFFが発生します。
①退職
→第2号OFF
②夫の扶養に入る
→第3号ON
③待機期間満了・失業手当の受給開始
→第3号OFF & 第1号ON
④失業手当の受給終了…。
→第1号OFF & 第3号 ON
どうです?意味分からないでしょ(笑)?
例えばこの続きで勤務し始めたらどうなるか?
⑤就職
→第3号OFF & 第1号 ON
もうお腹いっぱいでしょ?
そうなんです、このONとOFFが何故抜けるか?
それは手続きの主体が会社ではなく自分自身だから。
私も色んなパターンを経験しました。
例えば、奥様が退職し失業手当の受給予定無し。
と聞いていたので、②の手続きを実施。
後日、資格調査で何と半年前の就職していたことが判明!
しかも失業手当も受給していた…。
よって、③④⑤の手続きを放置していた
とか?
私は書面・お電話で説明しているのですが、なかなか難しいみたいです。
例えば③の場合、「失業手当の受給が開始されたら、連絡して下さい!」
と極めてシンプルに伝えているんですがね…。
で、大福は何をキーキー言うてんの?
ということです。
それは
「年金を受給しようしたらできないと、老後に気づく」
という恐ろしさがあるんですね?
上記の③1号ONとありますが、要は国民年金への加入です。
例えば25才当時に手続きをせず、国民年金へ未加入。
65才、さぁ年金の受給手続き!
と思ったら、25才から未加入だった…。
年金は2年で時効ですから、後払いもできません。
そして、これが続出したということで上記のような特例が設けられたのです。
私も5名程度ですが、お手伝いをしました。
少し長くなりましたので、この対策は次の回に。
【まとめ】
共働きのご夫婦で、配偶者が退職したら要注意です。
年金・保険、住民税などなどこれまで会社が対応してくれていたことは自分でしなくてはいけません。
不安な場合、FPなどにご相談を。
(もちろん私でわかる範囲であれば、私でもOKです。)