大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

医療従事者がお話しするコロナの現状

【本日のお話し】

私はとある病院の一般事務員として働いています。

連日報道されているように、新型コロナウィルスが猛威を振るっています。

 

で、昨日都内の感染者が大台の100人を超えました。

そこで、今日は現場で働く人間として少しお話しをしたいと思います。

 

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まぁ、どこまでお話しするのが良いのかも分からないのですが…とりあえずありのままお話しします。

 

まず医療崩壊は起こるのか?

というところですが、先週から空気感は逼迫・重くなってきています。

 

理由は色々あるのですが、急性期の病院のキャパオーバーがまずあります。

病院に色々な役割があります。

例えば、脳梗塞で倒れた場合「急性期」病院で治療し、「回復期」病院に転院しリハビリするという感じです。

先週位からこの回復期の病院から退院を拒否されるケースが出てきています。

「病院で感染してるかもしれないから、退院させないでほしい」

といった理由です。

これに伴い回復期満床、よって急性期病院からの受け入れできない。

つまり急性期病院での救急外来の受け入れができなくなる。

といった悪循環に陥るのではないか…というの感覚としてあります。

 

次に基幹病院での感染に伴う不安感。

慶應大学病院北里大学病院、慈恵医大横浜市立等々

いずれも1,000症近くの病床数を誇り、スタッフも精鋭・猛者ぞろいの病院です。

また、災害・戦災時の拠店となりうる中核中の中核病院ばかりです。

感染症に強い医師・看護師がおり、警戒をしていたはずなんですが防げていない。

今後、例えば杏林、東邦、聖路加などからも感染者が出ると足元から一気に崩れる可能性も十分にあると考えています。

 

最後に医療従事者のメンタル。

私の妻は看護師をしています。

最近なんですが、クラスターが起こった施設から患者さんを複数人受け入れていたことが判明しました。

また、自治体?からの要請で1フロアをコロナ仕様にする予定です。

私自身は一般事務員なんですが、他病院からの受け入れ・送迎を担当しています。

そして、まぁ、何というか医師会や自治体から送迎禁止令は出てないので昨日も他病院から受け入れをしています。

恐ろしいのが、感染者が出た病院にも2-3週間以内で行ってるんですよね(笑)

 

なので、二人とも医療従事者のため感染する前提で仕事をしています。

有事に備え、田舎の母には緊急時は子供を疎開させることも打診済みです。

 

ただですね、医療従事者も人間ですから怖いですよ。

何せ目の前にいる患者さんが感染してるかもしれない前提で看護にあたってるわけですから。

 

発症しないまでも保菌者として子供にうつす可能性もあるわけですから。

 

せめて、インフルエンザの様な検査キットでもあれば…と思うのですが現状では無理ですからね。

 

【まとめ】

と、いうことでメンタルが少々ダウン気味。。。

社労士試験の勉強に身が入りません( ゚Д゚)