【本日のお話し】
「大福さん、キューショクスルノデケンコウホケン?ヌケテツマノフヨーニハイリタイデス」
私にはこう聞こえたんです。
一瞬、翻訳ができないというか何というか…。
今日は労務担当者の苦労話を。
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まず、上のカタカナを改めて翻訳すると
「休職するので健康保険?抜けて妻の扶養に入りたいです」
というものです。
なんでカタカナのように一瞬理解できなかったのか?というと、休職して健康保険を脱退できないからです。
私からすれば、理屈でも、感覚的に退職・死亡・その他以外では健康保険を抜けれないのは当たり前なので、たぶん拒否反応です(笑)
相談をしてきた人に、「休職じゃ健康保険は脱退できないよ?」って説明したのですが「え?何でですか(*´Д`)」と聞き返されました。
私としては「そういう法律だから」としか言いようが無いんですが、本人にすれば一大事ですよね?
休職中、当然給与は出ない状態で健康保険料だけ発生。厚生年金も合わせれば数万円を会社に支払うって…。
で、思いついたのが家族の扶養に無料で入る!というものなんでしょうね?
そして、扶養なら年収130万なら家族の扶養に入れるらしいと聞いたけど、保険証は2枚持てないらしい。なら、今の健康保険を抜ければ良いじゃん♪
的な感じでしょうか?
労務領域ではこういった相談は多くて、コンサルっぽくなることは多いです。
似たようなことでいうと、次の様なこともありました。
「大福さん、遺族年金っていくらもらえますか?」
( ゚Д゚)
「えっと、仕事中?それともプライベートな病気?」
「え?いや、遺族年金の…」
「えっとね、仕事中なら労災から遺族補償年金、年金関係からは遺族基礎年金・遺族厚生年金とかがでるのね?だから、仕事中かな?っていう質問。」
「いえ、仕事中ではないはずです。」
「じゃ、亡くなった当時、お勤めの人?自営業?」
「たぶん、お勤めの人だったかな?と。」
「じゃ、家族構成は?配偶者の年齢は?お子様いるのかな?」
「いや、あの大福さん。なんていうか…そんな難しいものでなくて簡単に。」
「う~んとね?ご存知の通り年金は複雑なのね?」
「例えばお子様がいれば、遺族基礎年金は支給されるけどいなければ支給されないのね?」
「奥様であれば、死亡当時40歳以上であれば中高齢寡婦加算ってのがあってプラスαがあって…」
と、いった感じです。
この様な事案には、事案の整理と交通整理が必須で、それ以上に『翻訳』『言い換え』も大切です。
なので、粉々になるまでかみ砕いた言葉で、2択・多くても3択程度の選択肢を提示して状況を整理する様に努めています。
ちなみに、年金事務所もその辺は気を使っているようで、次の様な言い換え集があります。
これ、初めて見た時びっくりしたんですよ。
例えば
「3号特例申出書」→言い換え→「3号被保険者遡及加入申出書」
いや、言い換えてねーし!逆に長文になってるし!みたいなね?
【まとめ】
社労士学習の影響で、更新が滞り気味です…。
書きたいことは色々あるんですが、なかなか時間のやりくりが難しいです('ω')