大福 blog

病院勤務の総務・労務担当者の日常です。社会保険・時事をメインにお話を。2022社労士試験合格(未登録)

犯罪がしにくい世の中へ

こんばんわ♪大福です。

 

4月2周目終わりました。

ちょっとというか大分カツカツだったのですが、焦らずちまちま巻き返しました。

まだ、細かいあれこれはあるのですが概ね良い感じです♪

週明け、給与計算の準備に入り始めるので今日はゆっくり読書でもしながら休みたいと思います。

 

では、今週も元気よく行ってみたいと思います。

 

Go to SR #9 合格ライン=80%×80%

「模試」の続きを書こうかと思ってたのですが、その前段階でのお話しを。

昨年・合格年の4月のメモを見返していて、私はどういう状態だっか?というとやはり不安の様子が大きいのですがが…二つ大きな足跡を残していました。

徐々に緊張感・不安が強くなる時期、少しでも参考になれば嬉しいなと思い、書いてみます。

①学習時間が残り600時間

まず、4月に入って私が考えたことは本試験までの残り学習時間は何時間か?を考えてたようです。

根拠は1か月120時間(4時間/1日)×5か月の様です。

そして、この600時間をどう使うか?あれこれ考えているようです。

何をするか?悩んでいる方がいたら、まずは自分にどれだけ残り時間があるか?そしてそこから割り振るということをまず試されるのが良いのかな?と思います。

 

②合格ライン=80%×80%

社労士試験の試験範囲は膨大です。

 

ただ、ある時気づいたことがありました。

それは、「テキスト・過去問、模試」を試験会場に持ち込めれば合格ラインに十分乗れるということです。

過去問、模試などを解いていてありませんか?

「あれ、これどっかで見たことあるけど…思い出せないぞ…。」

という状況。

誤差は多少ありますが、最低でも試験の80%程度はカバーできていると思います。

つまり、テキストなど持ち込みOKなら最低でも56点(=70問×80%)は得点できるということです。

極論ですが、脳内に100%叩き込めば合格できるということ意味します(笑)

現実的にそれは無理でも、80%程度でしたらどうでしょうか?

44.8点(=56点×80%)と十分合格ラインに近づくことを意味します。

 

何が言いたいか?というと、テキスト・過去問の増やしすぎは厳禁ということです。

 

私は①で残り600時間を何に充てるか?を考えたときに選択したのは

・過去問を100%の精度で解き、理解する

・テキストは増やさない(模試以外)

 →精度を高める

でした。

 

結果としては、4月に手元にあるものから増やさず本試験を迎えました。

 

書店に行けば色々と目移りし、手を伸ばしそうになるかもしれません。

でも、少し我慢して自分の過去問の正答率や、テキストなどにやり残しが無いか?少し考えてみてください。

もう、100%やり尽くしていないのであれば、手元にある子たちを信じて仲良くなる方がより良い結果に近づけると信じてみてはと思います。

 

犯罪がしにくい世の中へ

『大福さん、資格取得のこの情報が相違しています』

今年に入ってからでしょうか?組合健保さんからこういったやり取りが徐々に増えています。

例えば名前です。

斉藤で申請したけど、齋藤では?みたいな感じです。

他、住所などの相違もちょくちょく指摘を受けます。

 

あまりにも続くので、気になって急襲質問してみました(笑)

「〇〇さん、健保さんってJ-LISにアクセス・照会できるんですか?」

『え…いや、えっと…できます。ってか、あれ?回答して良かったんだっけ?』

「もう答えちゃったんだし、聞こえたんだから諦めてください(笑)」

『ちょっと、てかなんでJ-LIS知ってるんですか?』

「内緒にしてましたけど、社労士合格してて、マイナンバー管理士の検定も合格してます。下手したら〇〇さんより残念ながら基礎知識はたぶん上です。」

 

そっか、いよいよJ-LISにアクセスできる時代か…。

マジで犯罪者は生きにくくなるな…というのが率直な感想です。

 

まず、J-LISというのは『地方公共団体情報システム機構』の略称です。

複雑なんで一言で言うと、公的機関(国・都道府県)と民間企業・個人を整理して、つなぐシステムです。

身近な例で言うと、コンビニでマイナンバーカードを使って住民票の発行ができる、あれです。

J-LISのパンフレット(16ページがイメージ図)

 

で、今回驚いたことの一つが、実は私の勤務先はマイナンバーは届け出いないんですが個人認証・特定を組合健保さんができている点なんです。

組合健保さんが一定の情報(氏名、フリガナ、住所など)をJ-LISにぶん投げてこの人いますか?と照会・照合…いるよ!というやり取りが成立している推定しています。

もちろん、マイナンバーカードの健康保険証利用のためにも必要なプロセスです。

 

ただ、ここでぶつけた情報が不該当というケースもあります。

シンプルなのだと、入力ミスです。

そしてあまり宜しくない『偽造・虚偽』です。

 

『偽造・虚偽』というと、?かもしれませんが実は虚偽の申請は可能でした。

 

え( ゚Д゚)?

てことは、偽造の健康保険証が作れたの?というとこれははっきり言います。

『偽造の保険証は楽々作れます』

 

一般の方からしたら信じられない話かもしれませんが、協会けんぽ・組合健保で本人確認はしません。

資格の取得段階で、余ほどのことが無い限り身分証明を求められることはありませんでした。

あくまでも『事業主の確認・性善説』に頼っていました。

 

現実として、某宗教団体の逃亡犯は偽造の保険証を所持していました。

そしてそれを足掛かりにあれこれしていた様です。

会社は身分証明書を取らなかったの?という疑問があると思いますが…

「DVで逃げてきて身分を証明できるものが無い。住民票の異動は現住所を露呈する危険があるのでできない。」

とか何とか言われれば、強く言えず省略されてしまう可能性があります。

虚偽の履歴書をもとに、身元証明を省略し、知らず知らずに偽造の保険証を作成してしまう…

恐らくこんな感じだと思います。

 

組合健保さんが公的機関に個人照会できるのであれば、これまでのように簡単に偽造の保険証を作成することはまず無理です。

偽造の保険証を作成しようと思えば…戸籍の売買・乗っ取りが前提になってくると思います。

 

マイナンバーは税・社会保障などの利用制限をかけているけど、「側面」として防犯の機能をいずれは果たすんだろうな…なんてぼんやり考えていたのですが、こんなに早く実現するとは思ってもみていませんでした。

 

これからのリタイアメントライフプラン

私はAFPで日本FP協会に所属しています。

そして協会から毎月機関紙が届きます。

4月号の特集は『FPが支える退職前のリタイアメントプラン』でした。

それを読んで感じたことを最後にお話しします。

 

テキストで書くとわかりにくいので、ざっくり絵で説明します。

手書きで読みにくいかもしれませんが、まぁ…雰囲気だけでも伝わればと思います(笑)

 

まず、リタイアメントライフプランに限らずなのですが、ライフプランの大きな目標は「金融資産の枯渇を防ぐ」です。

①の図にあるように、オーソドックスなパターンで60才で定年。退職金をもらってそのまま生活したらいつ金融資産(預貯金など)が尽きるか?明確にはわからないですよね?(?のとこ)

で、今の預貯金、将来受給できる年金、生活費などを計算してみていつマイナスになるかを計算します。

そうすると75才で預貯金が尽きる!ことがわかります。(青い線)

ではでは、再雇用や年金の繰り下げ支給などの『対策』をすると…100才まで維持できそうですよ(赤い線)

というのが、大まかな流れ・目的です。

 

そして、リタイアメントライフプラン・総じて老後のことを考え始めるのは若ければ若いほどやはり有利です。

例えば老後に向けて2,000万円の貯金を作ろうと思って始めるのが20才か?55才か?で言うとわかりやすいと思います。

特に②の様な、お金を育てる系(iDeCoやNisaなど)はワインの様なイメージで時間がたてば熟成されていい感じになるのでなおのことです。

 

ここまでは、オーソドックスな案内なのですが、個人的には違和感・危機感を感じることが多いです。

違和感は何だろうな?と考えたのですが、集約すると2つです。

①非正規雇用の増加

 現在、日本の非正規雇用者は4割超。

 ここでチェックすべきポイントが3つ。

 ・退職金は支給されるのか?

 ・資産形成に回せる余剰資金はあるのか?

 ・家は賃貸か?

仮に退職金・余剰金が無ければ、公的年金をベースに老後の生活を設計しなくてはいけません。

仮に賃貸であれば、かなり苦しくなります。

都心部で毎月5万円の家賃を払うとしたら年60万円かかります。

現在公的年金が約80万円弱のため、残りは20万円で1年間生活しなくてはいけません。

いや、1か月2万円って光熱費も含めてですから無理ゲーです。

なのでプラスα(給与収入など)を検討しなくてはいけません。

これをイメージ化したのが③の図です。

 

②低年金・無年金者の増加

さてさて①だけでもキツイ状況なのに、輪をかけてヤバそうなのは「低年金・無年金」です。

生活保護あるじゃん?と思いますが、アンサーは財源は?です。

働き手も人口も減少に転じる日本で、そんな余力があるのか?という考えに行きつきます。

 

だからこそ、思うんです。

やはり基本は自律、次に互助です。

 

正規雇用・非正規雇用でも今の生活が苦しくても必ず改善の余地はあるはずです。

大切なことはなるべく早く気づいて、考えて、対策を講じて、将来に備えることです。