【本日のお話し】
セブンイレブンで残業代の未払いがありました。
今回、この問題を通じで残業代の計算方法のお話しをしてます。
-
先日、「給与計算の裏側」という記事を書きました。
割とタイムリーな出来事?予言?で驚いてます。
さて、セブンイレブンですが…。
要約すると40年位給与計算を間違えてました!
というものです(笑)
いやいや、ド派手ですよね。
では、順を追って見てみます。
そもそも論で、残業代の計算方法はご存知ですか?
具体的にお話しします。
◆Step1 割増賃金の基礎を確認する
①基本給 200,000円
②能力給 50,000円
③交通費 50,000円
④家族手当 50,000円
⑤精勤手当 10,000円
⑥職責手当 10,000円
計37万円
という給与が支給されています。
では、この中で「残業代の素」になるのはどーれだ?
実は残業代に含まれないものは『限定列挙』されています。
なぜか?
例えば、交通費を「残業代の素」に含めると、遠くから来てる人はそれだけ残業代が多くなりますよね?
ていうか労働の対価というより個人の事情って感じなんで含みません。
よって、上記の例でいうと…
①基本給 200,000円
②能力給 50,000円
③交通費 50,000円
④家族手当 50,000円
⑤精勤手当 10,000円
⑥職責手当 10,000円
計27万円となります。
◆Step2 時給を計算する
これは所定労働日数・時間から算出します。
年間休日120日 1日8時間労働 の場合。
365日 - 120日 ÷ 12ヶ月
→20.4日 (1か月の平均労働日数)
20.4 × 8時間 = 163.2時間(一か月の平均労働時間)
270,000 ÷ 163.2 = 1,654円(時給)
◆Step3 割増率を考える
代表的なものとしてとりあえず2つ。
超過勤務 : 時給 × 1.25
深夜勤務 : 時給 × 0.25
例えば、上記の例で超過勤務2時間としたら
1,654 × 1.25 = 2,068円
深夜勤務2時間としたら
1,654 × 0.25 = 414円
といった感じです。
で、セブンイレブンのニュースを見て私が真っ先に考えたのは
「◆Step1 割増賃金の基礎を確認する」
を、間違えたんだろうな…というものでした。
名前だけ「限定列挙」の項目にしていた。
割とあるパターンかな、、、と。
で、ホームページを見ると…
率直に思ったのは、「説明が難しい( ゚Д゚)」です。
ごめんなさい、あれこれ分かりやすく説明できねぇかな
と、考えたのですが説明ができません(笑)
ただ
もし、私がこの会社で給与計算を任されたら?
と想像したら「強い違和感」「気持ち悪いな…」と感じて、社労士・税理士に相談し合意は取り付けると思います。
私流の概念なんですが
超過勤務手当(割増率1.25倍) … 量の補償
深夜勤務(割増率0.25倍) … 質の補償
なんですね?
だから、割増率0.25倍は気持ち悪い!
という、感覚的なものです。
ぐらい、今回の案件は非常に難しいなと。
【まとめ】
給与計算って、やっぱり難しい!
消化不良な内容でごめんなさい…
もう少し考えてみます(*´Д`)